第４話 ページ5
あ「･･･え？･･･何言ってるの？」
そよは首を横に振って、
そよ姫「大丈夫。もう準備はできてるのよ」
そう言って、笑ってみせた
そよは私の手を引いて、城の裏に出た
もうちょっとよ。と声をかけてくれて、私の表情を伺ってる
あ「見廻組がいない･･･？」
そよ姫「そうなの。お兄様が教えてくれたんです。」
あ「なんで･･･」
そよ姫「うまく聞き出したんです。私、見廻組の人怖くて･･･
って言ったら、すぐにいないところを教えてくれて･･･
その時にお姉さまの話聞いて･･･」
そよ姫「それで、城からもう一度。逃げさせてあげようって
思ったんです」
そよは石垣の壁をとんっ、と軽く押した
すると、人ひとり通れそうな穴ができる
そよ姫「ここから、外につながってます」
私は、恐る恐るその穴に顔を突っ込む
外の空気が、私の体内に侵入してくるのを感じた
そよ姫「抜け出すなら今です、お姉様。大丈夫。
私がうまくごまかしてできるだけ時間はかせぎます
あ「･･･そよ」
私はそよを抱きしめた
あんなに話にならなかった妹だと思ってたけど、
こんなに成長しているなんて思ってなかった･･･
いや。もともと、こうゆう子だったのかもしれない･･･
あ「･･･そよ。私･･･頑張るから」
そよ姫「うん！あの人も、きっと待ってるわ
さぁ、早く」
私はぬけ穴をくぐりぬけ、再び外の世界に足を踏み入れた
そよ姫「お姉様、私、感動したんです。好きな人と、どんなことがあっても
諦めなかったことが･･･。引き離されても、二人がつながりたいっていう
想いが･･･。だから、お姉さまを助けたかったの」
そよはニコリと笑う
私も、微笑んだ
あ「･･･ありがとう、そよ」
そして、そよはぬけ穴をふさいだ。
私は前を向く
――――――――――――また、会えますね。
土方さん。
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楓咲@陽菜(プロフ) - はじめまして！すごく心打たれました！こんな作品まってたんです(￣▽￣)面白かったです！ (2015年9月7日 0時) (
レス) id: abe8f6f200 (このIDを非表示/違反報告)
のに - とっても面白くて大好きです！次の更新待ってます (2015年7月2日 21時) (レス) id: ab600aeaf6 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - twitter始めました！『＠53_3yu』ですね。更新遅れててごめんなさい･･･ (2014年1月10日 21時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)
歌音(プロフ) - Twitterフォローしたいです！ (2014年1月10日 9時) (レス) id: 35d1000f69 (このIDを非表示/違反報告)
バドミユ - (´･ω･`)(´д｀)みたいな人s＞確かに少し焦って更新してますね；誤字とかあるかもしれません(>_<) (2013年11月27日 11時) (レス) id: f3d14f9184 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：バドミユ | 作成日時：2013年3月30日 18時
