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第105声 ページ9

主『クロ、シロ、このお婆ちゃんを白鳩に渡してあげて』

黒・白「「はい、姉様」」





数十分前…


主『お前等何でここに!?』



突然、目の前に現れたのは半喰種の安久黒奈と奈白の二人だった。



黒「貴女がレイの言っていた銀月?」

主『…そうだけど(ここで体力は消耗したくないな)』

白「どうして、レイに私達を逃がすように言ったの?」


しかし目の前の二人からは殺気はなく、純粋な疑問をしてくるだけだった。


主『貴女達が私の最愛の人と同じ目に合ったから…かな』

黒「…カネキケン」

主『それを聞く為だけに来たの?こっちは急いでるんだけど』

白「…クロ」

黒「でも…」


何やら相談を始めた二人にもしかしてと思い聞いてみる。




主『私と一緒に来る?行くのは戦場だけど』

白「いいの!?」

主『うぉ!?食い付き良いな…私は構わないけどいいの?死ぬかもよ?』

黒「…一緒に行きたい」

白「私達には何も無いから…」

主『分かった。なら今日から二人は私の妹ね!宜しく、クロ、シロ!』

黒・白「「!?…はいっ!!姉様!!」」

主『えっ…様いらないんだが…まぁいいか』




寂しいのが苦しいのはよく分かるから、どうしてもほっておけなかった。

それにこんなに健気な姉妹愛を繰り広げる可愛い子達は大歓迎…






主『…ケンに何て説明しよう』

入「知らないわよ」

主『黒狗の時って冷たいよね…』





入見さんに屋上から降ろして貰って腰に下げていた、時雨桜を抜く。

まぁ、ケンへの言い訳はやる事をやってから考えよう。





女「嬢ちゃん達も喰種なのかい?」

黒「うん、ここは危ないから」

白「あっちの人達の所に行って」

伊「お婆ちゃんこっちに、安全な所まで連れて行くから」

女「犬の仮面の人に助けてくれて有難うと言ってくれるかい?」

黒「わかった」

伊「…」




クロとシロと呼ばれた子達は俺が近づいても攻撃してこなかった。

黒狗は銀月ちゃんが来なかったら、お婆ちゃんを庇って攻撃を受けようとしていた。

これじゃどっちかが悪だなんて言えない…



伊(喰種も人間も善悪あるんだ…アイツ等は只の化物じゃない…)



その事に思いついた俺は途端にクインケを持つのが怖くなった。



伊(…俺が今握っているのは、俺が殺した命だ…)






主(伊藤さん?何か様子が可笑しい…)









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設定タグ:東京喰種 , 金木研   
作品ジャンル:アニメ
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黒狐の信乃(プロフ) - 早く更新しないかなと楽しみにしえおられます。何回も読んでます。更新頑張って下さい! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 643fb61272 (このIDを非表示/違反報告)
sayakafujino30(プロフ) - とても面白かったです!これからも頑張ってください。応援しています。更新待ってます!!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 2eaecf79b9 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽 - とても面白いです!更新楽しみにしているので、頑張ってください!!! (2016年8月3日 17時) (レス) id: 749928d283 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - とても面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2016年6月14日 0時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - とても面白いです!!更新頑張ってください!! (2016年6月12日 22時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:銀月 | 作成日時:2016年5月2日 17時

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