第104声 ページ8
ヒュンッ
入(銀月の言った通りね、そこらの准特等より強い…)
避けにくい微妙な間合いを的確に攻撃してくる地味顔に決定打が打てずにいた。
ガガガッ
入「鉢ッ!!邪魔なのよアンタ!!」
鉢「局でも言われてらァ!」
入(鉢川の攻撃も直撃したら馬鹿になんない…ったく、面倒くさ)
体制を立て直す為にアパートに飛び移れば鉢川の攻撃が追いかけて来る。
ある一つのベランダに足を掛けた時、
ガラッ
入「ハァ?」
女「ひぃ…」
鉢「知らねぇ!!ババァごと逝け!!」
入「!!…この…」
主≪砕けろ!!!≫
パリンッ
ババァを抱えながら覚えのある声に上を向けば、
案の定、銀月が屋上にいた。
入(安全な所に居て欲しかった…)
主『うわぁ〜タイミングが良くて恐ろしいわ』
入「…遅かったのね」
主『全力疾走したのに、酷くない!?』
入「疲れてないじゃない」
主『あぁ、それはね…』
にやりと笑った銀月に今度は何したと構えた。
捜「ぐぁっ」
捜「なっ!?」
捜「…あ…」
鉢「見た事のねぇツラだな」
黒・白「「姉様の邪魔はさせない」」
主『新しい家族に運んで貰いました!』
入「…貴女、その拾い癖直しなさいって言われてたわよね」
主『…い、いもうと欲しかったし』
入「はぁ…」
鉢「…魔女、九世銀月…この裏切りもんがぁ」
主『悪いけど、アンタ等の仲間になった覚えないんだが』
鉢「はっ、知ってるんだぜ?局に何度も来てるのを…平子達を利用してな」
主『利用される方が悪い』
鉢「てめぇの両親が死んだのも、てめぇが手引きしたんじゃねぇのか?」
平「鉢川准特等!!」
鉢「平子ォ、まさかてめぇ…あの化け物の味方なのか、えぇ?」
主≪床の死体、鼻から顎に蛆虫が這っている。
女は聞いた。私も死んだらこうなるの?
ああ!牧師は言ったお前も死ねば腐るのさ!≫
鉢「なっ…ぐはっ!?」
主『糞野郎が…口は災いの元って習わなかった?』
突然の事で何が起こったのか分からなかったが、
鉢川さんのクインケが彼を投げ飛ばし、
そして地面に付いた途端にクインケが暴発した…様に見えた。
銀月ちゃんはマンションの屋上にいるから、手は出してない…
主『上位捜査官、一人撃破…次は誰?』
笑う彼女の瞳は冷たい光を宿す。
伊「…銀月ちゃん」
“声で赫子を操る力を持つ人間”
目の前にいるのは敵か友人か…
続
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黒狐の信乃(プロフ) - 早く更新しないかなと楽しみにしえおられます。何回も読んでます。更新頑張って下さい! (2018年10月7日 17時) (レス) id: 643fb61272 (このIDを非表示/違反報告)
sayakafujino30(プロフ) - とても面白かったです!これからも頑張ってください。応援しています。更新待ってます!!! (2017年7月8日 23時) (レス) id: 2eaecf79b9 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽 - とても面白いです!更新楽しみにしているので、頑張ってください!!! (2016年8月3日 17時) (レス) id: 749928d283 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - とても面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2016年6月14日 0時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - とても面白いです!!更新頑張ってください!! (2016年6月12日 22時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:銀月 | 作成日時:2016年5月2日 17時