第121声 ページ25
亜「うぉぉおおおおおおお！！！」
紫「あはははっ！！！」
目の前で雄叫びを上げながらアオギリの集団に突っ込んでいく亜門さんと、
それを見て爆笑しながら突っ込んでいく兄さんを見て溜息をつく。
翡「…カオスだなぁ、ってか捜査官も倒してるけど良いのかな？」
俺の役目は二人の取り零しに止めを刺しながら周辺の警戒及び各所との中継役だ。
特定のチャンネルに指定しない限り俺の無線だけは全ての無線と繋がっている状態なので、
耳からはとめどなく音と情報が流れる。
翡「…あの人達は…兄さん！朴念仁！一旦、離れますけど無茶しないように！」
紫「了解！(朴念仁って何だろう？)」
亜「あぁ(朴念仁なのか俺は？)」
時を同じくして、亜門と紫水が戦闘している隣のブロックで人影が死骸の中で動いていた。
伊「うっ、タケさん、俺いま、ぐちゃってなんか」
平「目を逸らすな捜査官が望んだ結果だ、手を動かせ」
伊「そう、っすね。早く銀月ちゃんに届けないと」
翡「せめて武器位持ったらどうですか？」
突如、上空から聞こえてきた声に俺達は身構えるが降りてきたのは見た事のある顔。
その人物は音も無く地面に着地し、仮面に隠されたいたがこちらを呆れた風にみていた。
伊「！？」
平「…俺達は」
翡「貴方方に死なれると困るので俺が護衛します。早くして下さい」
伊「捜査官を守るのか？」
翡「“捜査官”ではなく“姫様の大事な人”を守るだけです」
平「感謝する」
翡「別に(姫様に優しい人達…こっちが感謝を述べたい位ですよ)
目的の物を回収して移動していると通りの向こうから、破壊音と怒鳴り声が聞こえてきた。
それは知っている声だったので何事かと思い意識をそっちに向けると…
亜「何故、逃げるんだ！！」
紫「相性の問題があるの！！俺はノロとは良いけど、タタラとは相性悪いんだよ！！」
亜「だから俺が戦うと言ってる！！」
紫「アンタ自分が片腕だって知ってる？！」
亜「問題ない！！」
紫「いや、あるからね！？」
通りの向こうからは亜門さんを担いでは走って来る兄さんの姿が見え、
聞こえて来る会話に溜息をつきながら平子さん達の前にでる。
翡「はぁ…俺から離れないで下さい。隙を見て此処から離れますので準備を」
平「わかった」
伊「…(亜門上等の事突っ込んじゃ駄目なんだよなきっと)」
続
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黒狐の信乃(プロフ) - 早く更新しないかなと楽しみにしえおられます。何回も読んでます。更新頑張って下さい！ (2018年10月7日 17時) (
レス) id: 643fb61272 (このIDを非表示/違反報告)
sayakafujino30(プロフ) - とても面白かったです!これからも頑張ってください。応援しています。更新待ってます！！！ (2017年7月8日 23時) (レス) id: 2eaecf79b9 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽 - とても面白いです！更新楽しみにしているので、頑張ってください！！！ (2016年8月3日 17時) (レス) id: 749928d283 (このIDを非表示/違反報告)
アオイ - とても面白いです！更新頑張ってください！応援してます！ (2016年6月14日 0時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)
ハル - とても面白いです！！更新頑張ってください！！ (2016年6月12日 22時) (レス) id: f74a91c541 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：銀月 | 作成日時：2016年5月2日 17時
