血が繋がって無くたって。【5】【おそ松さん】

104話　仕掛 ページ18

Aside



とある11月の昼下がり。



今日は私の誕生日だ。



20になる。酒の飲める歳になる。



多分兄さん達から「飲め」って言われるなぁ…



小夜「姉上、お先に失礼します」



A「何だ?今日は早いな」



小夜「仕事が早く片付いたもので……」



今日はぎこちない日だ。



朝起きたら誰も誕生日について触れない。



まぁいい。私の誕生日なぞ覚えんで。



仕事を終わらして、神社を出たのが18時。



ゆっくりゆっくりと家に向かって歩く。



一「Aじゃん」



A「一松兄さん」



並んで帰っていてもまったく誕生日と出ない。



一「ほら、着いたよ」



A「ただいまー…」



松野家全員『A誕生日おめでとう!!!』



A「なっ………」



お「サプライズに決まってんじゃん」



ｶﾗ「可愛い妹の誕生日を忘れる馬鹿がいるか」



ﾁｮﾛ「隠しててごめんね」



一「忘れた訳ではないから」



十「今日はご馳走だよ!!!」



ﾄﾄﾞ「さ、早く食べよっ♪」



愛「姉さんお仕事お疲れ様!!」



小夜「黙ってろって言われまして……」



えーと………何の為に?

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