血が繋がって無くたって。【5】【おそ松さん】

102話　破魔矢 ページ16

おそ松side



桜「私の人生はあいつから始まった事。



あいつさえ、あえつさえ…………!!!!」



その時、どこからか飛んできた矢が



道場の床に突き刺さった。



A「これはこれは桔梗様」



うわ似てる。むっちゃ似とる。((何で関西弁



桔梗「あれは私から始まった事ではない。



よく真実を確かめてから来るものだ」



桜「だがしかし………!!!」



桔梗「式鬼神を放ったのは綾芽。



私はそれをはね返しただけの事」



桜「そんな………そんなはずは………!!!」



桔梗「お前が書き換えてよい物ではない」



父「桔梗様………どうぞお下知を」



桔梗「仕方がない……………」



そういったAに似た人は、



弓に手をかけ矢で一瞬で桜さんを貫いた。



A「来世で……幸せになってくれ」



Aは静かに観音経を唱える。



小夜ちゃんとかお父さんは目を伏せている。



桔梗「さて。私の仕事も終わった。



土に還るとしよう」



A「お待ち下さい」



桔梗「何だ。まだ何かあるのか」



A「貴方様は何故我らをお助けに…」



桔梗「決まっているだろう。一族の定めよ。



それと………お前も伝える事は伝えよ。



心の中で留めて奥には勿体ない」



A「流石は桔梗様…………



そこまで見抜いておられたか」



桔梗「当たり前だ。私を誰だとおもっている。」



後日桔梗って人は本当に土に還ったらしい。

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