【銀魂3Z】銀魂高校保健室の九条先生

7話 九条先生とジミー君と名前 ページ10

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『こりゃ捻挫しとんね、』

「え、俺部活は…『当然禁止』えー！」



剣道部の1人が怪我をしてしまった。どうやら試合中に足首を捻ってしまったらしい。

とりあえず記録書を書かなければ。



『えぇっと…………ジミー君』

「先生、山崎退です。名前分かんないなら聞いて下さい」



ムスッとして言う彼に『ごめんごめん』と返してまた記録書に目を移す。



『それでジミー君は何組？』

「名前言いましたよね僕！？ ちなみにD組です!!」

『Dね……それでジミ「山崎です」

『やまさき君「なんでだ!!」

『えっ…やまさき君じゃなかと？』

「違うわ!! 」



そうだったのか、知らんかったわ。



「僕ずっと山崎って言ってるじゃないですか！」

『いや、″山崎″って″やまさき″と″やまざき″って2つ読めるやん？ これ小説やけんさ、読者の皆様は″やまさき″って読むかもしれんやん』

「急にメタな事言わんで下さい！ それに先生は読者じゃなくて僕の声聞いてたでしょ！？」

『あーごめん。″山崎″って言ったら君より″山崎(やまさき)康晃″選手が頭に浮かんでさ、そしたらもう山崎(やまさき)さんしか出てこんくなった』

「なんで野球選手なんですか！ マニアしか分かりませんよ！？ もっと他に居たでしょ！」

『いやー、山崎(やまざき)さんが思いの他多くて』

「じゃあ山崎(やまざき)って浮かぶ呼ぶでしょ!!」

『………それとこれは違う』

「なんで！？」

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