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6話 九条先生と神楽ちゃんとそよちゃんと恋バナ ページ9




「Aせんせー!」

「神楽ちゃん、声大きいよ!」

『保健室に入るときは静かにね神楽ちゃん。2人ともどがんした?』

「遊びに来たアル!」

「ダメ、でしたか?」

『ううん。全然』



女子高生は若いなぁ。なんて思いながら2人を眺める。



「今日は恋バナしに来たネ!」

『恋バナ? 好きな人でもおると?』

「そういう訳じゃないんですけど、実は昨日告白されたんです……私、」



頬をほんのり赤くしながら話すそよちゃん。可愛い。



「それで相手を傷つけずに断るにはどーすれば良いのかって話になって先生の所まで来たアル」



と、言われてもなぁ。

実際うちはそんなに恋愛経験が無い。あ、そんなにじゃない。無いわ。



『うーん…どっちにしろ断るとやったら相手はどー言われようと傷つくとやし、正直に自分の気持ち言えば良いっちゃなかと? 変に期待させるともダメやけんがさ』

「そうですね、そうします。A先生ありがとうございました!」

『いいえー』

「なんか先生経験豊富って感じだったネ! 先生の恋バナも聞きたいアル!」



『そがんとなかよ』と断ろうとしたが目の前のキラキラとした瞳に負けてしまった。



『うーん、でもホントになんもなかけんなぁ』

「じゃあ銀八先生はどうなんですか? 幼馴染なんですよね!」

『うーん、アレは恋愛対象って感じじゃなかけんなぁ。どっちかと言うと兄妹的な?』

「「((銀ちゃん/銀八先生 可哀想 あるナ/だな))」」



すると神楽ちゃんが「じゃあ!」と声を上げる。



「好きなタイプは何あるカ?」



好きなタイプ……



『うーん、背が高い人…とか?』

「他には!?」

『強い人とか?』



うちの返答に「おぉ!」と声を上げる2人。



『うちと殴り合いしても負けん人とかが良いなぁ』

「「え」」

『? どした?』

「いや、殴り合いって……先生、恋人と殴り合うんですか?」

『いや、付き合うってなったら喧嘩とかしそうやし。そいに銀八先生と喧嘩したら大体殴り合いやけん男女の喧嘩ってそーゆーもんなのかなって』

「「((殴り合うって……何したんだろ銀ちゃん/銀八先生))」








その頃の銀八


「ぶぇぇぇぇっくしょぉぉぉぉん!!!!」

「先生汚いです!」

「あ″ー、なんか失礼な事言われた気がする」

「失礼な事?」

「ああ。例えば俺のプリンなのに勝手に食べた奴が不味いってキレだして俺に殴りかかってきたのに何故か俺のせいにされるとかな」

「いや、具体的すぎです」

7話 九条先生とジミー君と名前→←5話 九条先生と妙ちゃんと詐欺



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睡眠足りない布団好き女子(プロフ) - C7U.さん» ありがとうございます!コメント2回目ですよね!?嬉しいです!今作も頑張って書きますね! (2021年8月16日 17時) (レス) id: 59dd10e08e (このIDを非表示/違反報告)
C7U.(プロフ) - 今作もとても面白かったです!本編もpixivもいつも楽しみにしています!これからも頑張ってください!私もこんな小説が書けるようになりたいです! (2021年8月16日 17時) (レス) id: a0eb48f8b5 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:睡眠足りない布団好き女子 | 作成日時:2021年8月13日 0時

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