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雲「あの時のことはよく覚えてる。俺の左拳が痩せた方の顔面に炸裂して、
  そいつがよろけて後ろに下がると、今度は隣の太った方が刀を出してきやがったんだ!
  だが俺は一歩も退かず、回し蹴りで刀を天井まで弾き飛ばしてやった!」


蛍「そ、それはすごい…」


雲「はははっ、たしかに。でも素手で二人の敵を相手にしても、俺はまったく怯まなかったぜ。
  結構重い傷を負ったものの、二人を捕まえて千岩軍に引き渡した。それで表彰もされた!」



パイモンは少し微妙な顔をして、こちらを向き雲おじさんを気遣って小声で話す



パ「まぁ、オイラたちからすれば、宝盗団を同時に四、五人相手するなんて、日常茶飯事だけど…」


『この人は冒険者じゃないから…ね?多分、一般人で宝盗団を捕まえるって結構凄いことなんじゃないかな?』


パ「そうかぁ?」


『多分…』



お姉ちゃんは私たちの小声話が雲おじさんに届かないように紛らわすように大きな声で言った

それに合わせてパイモンも次の話をする



蛍「教えてくれてありがとう」


パ「よし、じゃあもう少し周りを見てみようぜ」


雲「闘技場で会おう、若いヤツには負けないぞ!」



ハハ…と苦笑いを受けべて雲おじさんに軽く会釈をする


なんか…意外と熱血な人だった

もう少し大人しそうだなと思って声をかけたのに


次は会場の奥で何やら話している二人組の男性に話を聞くことにした

そろ〜っと話しかける



パ「こんにちは、おまえたちも「南十字武闘会」の参加者か?」



二人組は、黒髪で髪の毛を縛っているのが紫毅といい、茶髪の短髪の人は良子という



紫「ああ、武芸を極めるためには、実戦で経験を積む必要があると———師匠からそう教わってな。
  しかし俺たちにとって、修行以外にもあの主なき神の目を手に入れることも重要な目的の一つだ」


良「はい、神の目があれば、私たちは師匠の弟子の中でも一番のお気に入りになれるはずです」


パ「その師匠って凄そうだな、有名な人なのか?」


紫「ああ、あのお方は「霊山派」の創始者で非凡な実力の持ち主。俺とこの弟弟子もその一派のものだ」


『「霊山派」、うーん…』


紫「それもそのはず。まだ創設して間もない流派だからな。まだ師匠の名声ほど高くないんだ。
  あの人は武術の達人で、数々の技を生み出した。聞くところによると、十何流派が影響を受けている
  らしい」

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作者名:ゆっきーぷ | 作成日時:2022年9月14日 21時

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