契約について ページ10
【契約した人間】
【佐藤ルイ】(なまはむ?様)
彼の強く『死にたくない』という言葉を聞き届けた。フレディが選ぶにしては弱々しい魂だったのだが、フレディは一際目立つその言葉に興味を惹かれた。
いざ契約してみたら本当に弱い。細っこいガキ、というのが第一印象。自分に対して怯える姿に一度気持ちよくなった。でもそれは悪魔全員に共通なので面白くない。
最初のうちはお互いに「なんでこいつと一緒にいるんだっけ?」となるが、共に天使を倒す修羅場をくぐり抜けていくうちに友情を育んでいく。
またお互いが同じ理由で集団から省かれ、ひとりぼっちになっていたことを知る。フレディ自身は自分の事を知られたくなかったのだが、結局周りにバラされていき、結果として距離を縮める理由となった。
フレディは複雑な感情を知っていき、またオツムの足りない頭で感情について考えるようになっていく。
呼び方:最初は名前すら呼ばない。後に「ルイ」と呼び捨てにするようになる。
「……っは! 情けねえツラだな!! そんなに生き延びてえか? だったらせいぜい足掻いてみやがれ!」
「……やめろ。やめろやめろやめろ、てめえ、何が言いてえんだよ。俺の事バカにしてんのか、ぁあ!!?」
「おい、もっと暴れろ。そんなんじゃオレ様は満足できねえんだよ」
「ボッチじゃねえ!!……あーーークソ野郎!!……てめえ、今の聞いてないよな?」
「……ルイ。これ。(ヘッドホンを投げて渡して)……大事なもんなんだろ。」
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