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理亜Side
『え、エット、あの……私も手伝いたいナ、ナンテ……』
私だけ手伝わないなんて、駄目だし……でも私がやったら変に……
でもなんでだろう、いつもと違う感じがする。
「ほんとっ！？ありがと〜！」
いつもは、心の中嘘をついてるような、片言だったのに、喋れてる‥？
まぁいいや←
「そんじゃ、クッキングスタート！」
「すた〜と〜！」
『エト、スタート！！』
大丈夫かな……出来たらいいけど……
「さぁって、まずはぁ〜！今日はぁ、何かをきめるけどぉ、カレーとか良くなぁい？」
カレーかぁ。ふふ、良いかも！だけど優衣ちゃんが良いって言うかは別だし…‥。
「あ、それいいね！じゃあカレーで良い？」
『アッアウン！ソレデイイト思ウ。』
いつも自信なさげに言っちゃうんだけどこれ、どうしヨう…
「よぉ〜し、そんじゃあ、作るぞぅ！」
トントントントントン、サクサクサクサク、どんどん切れてる…！？美乃ちゃんって、凄いんだなぁ
…ナイフを見てると、少し何かがウズウズする。昔の奴等を思い出すな…どうして？
『美乃サン…ジャなくて！！美乃チャン、スゴいね…私モ、ヤッテミタイ…』
「良いよぉ〜！」
やったぜ！！()ん？無意識にふざけちゃったかも。
「空気になってない、私…？」
優衣チャン！？ゴメン……私のせいで……はぁ。
『ゴメンネ……優衣チャン…』
そして私は、包丁を手にしてサクサク人参を切っていく。なにこれ、楽しい！！！
他の具材もサクサクサクサク、楽しい……！
「うわ！？理亜ちゃん凄いね！」
「わぁ〜、私よりもぉ、良いかも〜！」
楽しいからやってるのかな、でもこれだけは分かる、
凄い 楽しい これまた やりたい
『あ、ありがとう……！』
「凄い満面の笑みだね！」
「笑顔はぁ〜、大切ぅ！ほらぁ、笑ってみたらぁ、いつもよりかわい〜よ！」
ありがとう、二人共……だけどまだ少し恐いのかな。
でもやっぱ 楽しい！え？しつこい？……そうだよね、ごめんね……
『アリガトウ…！褒メテモラッテバッカデごメンね‥！私ナンカガ。』
いつも勝手に落ち込む。なんでだろ。
ーーーー
ーーー
ーー
「よし、出来た！理亜ちゃん、美乃ちゃん、ありがとう！」
いえいえ、こっちこそ！
『イヤ、コッチこそアリガトウ！美味しそう…ジュルリ」
「い〜え！全然平気だよ〜！それじゃあ、食べようかぁ！」
そうだね……！
「『いただきます！』」
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