reckon:80⇒貴女Side ページ9
※:『A…A…───｡』
貴:『お母さんどしたの?』
※:『私たち､お買いにいくから､お留守番できるかしら?』
貴:『えー……僕もついていきたいッ!!』
※:『だーめ｡
貴女は足を怪我したでしょ?
ちゃんと治さないと走れないわよ?』
貴:『うぅー…｡』
※:『その代わり､テレビもたくさん見ていいし､私が作ったオヤツもあるからいい子にしてなさい?』
貴:『……わかった!!
僕､いい子にして待ってる!!
お母さんとお父さんと一緒にオヤツ食べたいから我慢する!!
だからはやく帰ってきてね!!』
※:『わかったわ｡
いってきます!!』
出ていく両親｡
.
.
それが最後とは思わなかった｡
.
.
.
夕方､灰色雲が空を覆い雨を降らしたそんな時間｡
祖母が僕の家にやって来た｡
※:『…A…きなさい｡』
貴:『でもお母さんとお父さんが……｡』
無理矢理腕を引かれて来たのは大きな病院｡
二人はそこにいた｡
白い布を頭に被せ､微動だにしないまま｡
貴:『お母さん…お父さん……?』
※:『A､よく聞いて｡
貴女のお父さんとお母さんは……いなくなっちゃったの｡』
貴:『おばあちゃん…お父さんとお母さんならいるじゃない…そこに｡』
嫌だ｡
認めたくない｡
そんなわけない｡
約束したもん｡
お母さんとお父さんが嘘なんかつかない!!
幼いながらも頭がよかった僕はひたすら否定した｡
.
───…本当はわかっていた｡
※:『貴女のお父さんとお母さんは死んだのッ!!!』
両親の死…───｡
しかもだ｡
後に知ったのは両親がなぜ僕を置いて買い物にいったのかの理由だ｡
この事故の日…───｡
僕の誕生日だった｡
両親は僕が欲しがっていたプレゼントを取りにいった帰り道…───…飲酒運転のトラックに追突されて道路からはみ出して…2人は即死…──｡
そして僕は一人になった｡
貴:『お母さん…お父さん…置いていかないで…!!』
.
.
.
.
実:｢Aちゃん……大丈夫?｣
優しい声と共に目を覚ました｡
頬になにかが伝っているのが分かる｡
貴:｢……玲央…先…輩…?｣
実:｢魘されてたから心配したわ…大丈夫…?｣
あぁ…僕は昔の夢を見たのか｡
玲央先輩は察したのか甘えていいとのこと｡
貴:｢ありがとうございます｡｣
僕は玲央先輩に甘えた｡
.
.
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月影 炎虎(プロフ) - 皆様→無事に帰ってまいました!!! 一旦大学受験も終われて死にかけもしましたがなんとか生きてます!!← 本当に待たせてすいません…(泣) これからもじみながらに頑張っていきます!!のでよろしくお願いします!! (2013年6月13日 21時) (携帯から) (
レス) id: 2666233967 (このIDを非表示/違反報告)
真哉(プロフ) - おかえりなさい！待ってましたー^ ^ (2013年5月18日 16時) (レス) id: 4cf147e51d (このIDを非表示/違反報告)
そらこ@ｽﾄﾚｽ(プロフ) - もと空豆子です。おかえりなさいです!! ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年5月14日 21時) (レス) id: 649d6b6113 (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ(プロフ) - いつまでも待つんでがんばってください (2013年5月10日 18時) (レス) id: 3587c4e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
クマたん.(プロフ) - ずーっと待ってますから！応援してます！ (2013年4月30日 22時) (レス) id: 1725d90f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月影 炎虎
| 作成日時：2013年1月22日 19時
