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reckon:77⇒実渕Side ページ6

貴:「……玲央先輩…?」




彼女の表情はわからないけど…それでもいい。


今はこうしたかった。



こうして自分の中にだきよせたかったの。



償いにはならないのはわかっている…──けど、どうしても彼女が愛しくて愛しくて…耐えられなかったから。




小さな体を抱き締めて、背中を撫でる。

この子はちゃんと約束を覚えていたのに私って…最低ね…。




実:「ごめんね…私……貴女のこと忘れてた…。

でも貴女と出会った時…貴女のことを思っていたわ…。

なのに気がつけなくてごめんね…。


今さら約束を思い出して…ごめんなさいね…」




貴:「玲央……先輩…先輩…。」




首に手が回されて、Aちゃんは大声で今までのとは違う……そんな心からの声で叫んで泣いた。















貴:「玲央先輩…うわぁぁぁぁ────────────…!!!」

















今まで耐えていたなにかがちぎれたように泣く彼女を、私はただただ抱き締めた。




実:「Aちゃん、大丈夫?」




まだ泣いているその瞳から流れる涙を拭きながら首をかしげる。

Aちゃんは顔を隠してただ頷いた。




実:「そっか…。
マコちゃんとは別れたの?」




貴:「うん…さっきおばさんに呼び出されたから…迷惑にならないように帰るようにいいました…。」




今度はちゃんと返事をしてくれてよかった。




実:「わかった。

明日、マコちゃんにお礼をいいにいきましょう。

今日はつかれたでしょ?」




貴:「うん……。」




実:「じゃあ帰ろっか。

おぶるから。」




貴:「…を……い…。」



実:「………?」




少し照れ臭そうに、でもたしかにAちゃんは言った。


















貴:「手を繋いで…下さい…。」




伸ばされた小さな右手。

あぁ…あっちこっち傷まみれになっちゃって…。
腕だけじゃない。



頬も、七丈のズボンから出ている足にも赤い筋が走っていた。

そっと腕の傷を撫でると、ビクンと体をこわばらせるAちゃん。




実:「痛かった?」



貴:「大丈夫です…。」



実:「帰ったら手当てをしなきゃバイ菌が入っちゃうわね。」




私も自分の左手でその右手を掴んだ。




















今度は離さないように…指を絡ませながら。







reckon:78⇒貴女Side→←reckon:76⇒貴女Side


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月影 炎虎(プロフ) - 皆様→無事に帰ってまいました!!! 一旦大学受験も終われて死にかけもしましたがなんとか生きてます!!← 本当に待たせてすいません…(泣) これからもじみながらに頑張っていきます!!のでよろしくお願いします!! (2013年6月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 2666233967 (このIDを非表示/違反報告)
真哉(プロフ) - おかえりなさい!待ってましたー^ ^ (2013年5月18日 16時) (レス) id: 4cf147e51d (このIDを非表示/違反報告)
そらこ@ストレス(プロフ) - もと空豆子です。おかえりなさいです!! ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年5月14日 21時) (レス) id: 649d6b6113 (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ(プロフ) - いつまでも待つんでがんばってください (2013年5月10日 18時) (レス) id: 3587c4e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
クマたん.(プロフ) - ずーっと待ってますから!応援してます! (2013年4月30日 22時) (レス) id: 1725d90f26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:月影 炎虎 | 作成日時:2013年1月22日 19時

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