reckon:75⇒花宮Side ページ4
花:「しかしまぁ…困ったな……しらみ潰しで探してきたけどなかなか見つからないもんだな。」
貴:「そうだね……。」
ポテトをひとつまみし口に頬張る。
旨そうに食うんだな…コイツは。
花:「んで……お前はアイツに会えたのか?」
バニラシェイクを飲んでいたAは頷く。
黒い髪が僅かに揺れた。
貴:「木吉さんだよね。
会えたよ。
面白そうな方でした。」
花:「ケッ…。」
貴:「でも違った。
結局はふりだしに戻ったよ。」
花:「アイツらは違ったわけなのか?」
貴:「…………。」
黙るってことは可能性がない訳じゃないってことか。
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貴:「…まだ確信がないんだ…。
だから怖いし…もし違ってたら嫌でしょ?
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・
僕は…──…卑怯な弱虫なんだ。」
あははと笑うAの顔は痛々しい。
……今まで他人なんかどうでもよかったけどコイツだけは違う。
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親戚だからもあるが俺にとってはこいつはかわいい妹みたいなやつだ。
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だからこそこいつの願いはちゃんと叶ってほしいと思う。
花:「…ったく……お?
原からだ。」
携帯のメールを見ていくとどうやら俺たちが知らないところにバスケができるところがあるらしい…。
貴:「A。
もう1つあったそうだ。」
貴:「じゃあそこを最後にして残りを探そうか。」
花:「そうだな。」
ハンバーガーにかぶりつく少女はその瞳に僅かに希望を抱いている。
けど疲れもあるようだ。
ウトウトながも頭を支える。
ふはっ…なんか…インコみたいだな。
花:「A、眠たいんだろ。
少し寝たらいいじゃねぇかよ。」
貴:「じゃあ少し寝るから20分したら起こしてよ。」
そう言うと俯せてフードを被るAはしばらくすると微動だにしなかった。
・
・
生きてるよな…これ…?
よくみると微かに呼吸する仕草がわかる。
寝息は聞こえない。
花:「……たく…世話のかかるやつだな…。」
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食べ終わったおぼんを二つ手に持ち、それらを片付けた。
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月影 炎虎(プロフ) - 皆様→無事に帰ってまいました!!! 一旦大学受験も終われて死にかけもしましたがなんとか生きてます!!← 本当に待たせてすいません…(泣) これからもじみながらに頑張っていきます!!のでよろしくお願いします!! (2013年6月13日 21時) (携帯から) (レス) id: 2666233967 (このIDを非表示/違反報告)
真哉(プロフ) - おかえりなさい!待ってましたー^ ^ (2013年5月18日 16時) (レス) id: 4cf147e51d (このIDを非表示/違反報告)
そらこ@ストレス(プロフ) - もと空豆子です。おかえりなさいです!! ヽ(*´▽)ノ♪ (2013年5月14日 21時) (レス) id: 649d6b6113 (このIDを非表示/違反報告)
かんづめ(プロフ) - いつまでも待つんでがんばってください (2013年5月10日 18時) (レス) id: 3587c4e0e9 (このIDを非表示/違反報告)
クマたん.(プロフ) - ずーっと待ってますから!応援してます! (2013年4月30日 22時) (レス) id: 1725d90f26 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:月影 炎虎 | 作成日時:2013年1月22日 19時