第１９話 ページ21
ガシャアァン!!
と言う音がして騒がしくなる
胸騒ぎがして部屋を飛び出す
珠「姫様！」
霧の団の人達が屋上の方に向かっていたので
急いで屋上に行くと
既にカシムはマスルールに捕まっている
シン「この俺を、『霧の団』の仲間にすることだ!!」
シンドバッド王の言葉は私には
綺麗事にしか聞こえない
貴「シンドバッド国王様、私から1つ質問してよろしいでしょうか？」
皆私に気付いていなかったらしく驚いている
それを無視してシンドバッド王の前に出る
シン「なんだい？」
私の目を見て聞いてくる
貴「貴方は何を、しようとしているのですか？」
私の言葉を聞き
シン「助けたいんだ。バルバットの国民を」
貴「本当に、それだけですか？」
シンドバッド王から目を逸らさずに聞く
シン「ああ…そうだ」
一瞬瞳が揺らいだ
貴「嘘は」
カシ「騙されんな！」
私の言葉を遮りカシムが大声を出す
アリ「カシム!!」
カシ「俺はだまされねぇぞ……『国王』のくせに何が俺たちの『仲間』だ。」
カシムの言いたい事は分かる
カシ「貴族･王族てめぇら上の人間は！下の人間を踏みにじって生きてるクズ野郎じゃねぇか!!」
カシ「シンドバッド…」
ジャーファル様がカシムの胸ぐらを掴んだ
貴「やめて」
咄嗟にカシムとジャーファル様の
間に入りカシムを庇う
貴「っ…」
ジャーファル様の武器を掴むと
手から血が溢れてきた
ジャ「！…すみません」
貴「カシム、怪我してない？」
自分の心配よりカシムの心配をする
カシ「俺は大丈夫だ…それよりAの方が」
真っ赤になった手に布を巻いてくれた
シンドバッド王がアリババを
王宮に今から連れていくらしい
その会話をカシムの隣で聞いていた
貴「これからどうする？」
暗い眼をしたカシムに問いかける
カシ「どうするかな…」
今なら…
貴「『国民奴 隷化計画』って知ってる？」
その言葉に反応し顔を上げる
貴「国王が考えている事。バルバットの国民を奴 隷にしようとしているの」
内容まで伝えると怒りが込み上げてきたらしい
貴「今カシム達が動かなきゃ国民を救う人がいないわ。」
カシ「国王を殺せば、スラムの奴らは幸せになれんのか？」
貴「なれる。...絶対に」
カシムの手を握る
貴「貴方が国民の英雄になるの。そして次期国王に貴方がなるの」
そうすれば紅玉姉様はお嫁にいかなくてすむ
カシ「俺が王に…！」
決意が決まったのか握り返してくれた
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爾ｬ亜(プロフ) - 緋影さん» 教えて頂き、ありがとうございます。(｡_｡*) (2016年4月1日 8時) (
レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
緋影(プロフ) - １０話の主人公さんのセリフが｢泊まるます｣になってますよ (2016年4月1日 8時) (レス) id: 4e6f070ce6 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます。とっても嬉しいです(σ*´∀｀) (2014年8月18日 22時) (レス) id: 6b7626265d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白いです！頑張って下さい！ (2014年8月18日 19時) (レス) id: a683f4a2d7 (このIDを非表示/違反報告)
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