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第18話 ページ20

カシムとアリババと

先に行った人達の後を追う

しばらく歩くと前方に赤い霧

カシ「あの赤い霧、吸うんじゃねーぞ」

カシムが私に向かって言ってきた

貴「何故?ただの霧でしょう?」

麻痺毒性の植物に似た匂いがするけど

カシ「良いから、吸うな。後、顔見られたらまずいだろ?これでも被っとけ」

布を渡された

まぁ…見られたらまずいのは本当なので

素直に顔に巻く

カシ「準備はいいか?行くぞ」

聞いといて勝手に行くのね…

アリ「カシムが出す黒い霧は鉛より重いみたいだから気ぃつけろよ」

アリババは私と一緒に居てくれるらしい

貴「カシムの霧にかかってる子…モルジアナかしら?」

赤い霧が晴れ始めて視野が広くなり

戦っている相手が見えた

モルジアナが居るという事は

シンドバッド王達も居るはず

貴「カシム…私、高いところから眺めているわ」

カシムに近づき耳打ちしてから

ふわりと豪邸の屋根の部分まで飛ぶ

飛ぶと言ってもジンの力でだけれど

やっぱり上からの方が見やすい

シンドバッド王を探すために辺りを見渡す

まだこちらには来ていないけど

近づいてきていた

貴「カシム、もう撤退した方がいいと思いますの」

屋根の上からカシムに言うと

カシムがアリババに合図をして

アリババがアモンで炎を起こす

カシ「A!来い!」

私の名前を呼びながら腕を広げていたので

その腕に飛び込む

貴「ありがとう、カシム」

行き良いよく飛び込んだのにびくともしない

カシ「気にすんな。早くいくぞ」

素早くその場を後にする


_____
あの後カシム達と別れて今は宿にいる

シンドバッド王達も帰ってきたらしい

珠「今日はどちらに行ってたんですか?姫様」

行き先も告げずに外に出たから

珠来は凄く怒っていた

貴「友達と会ってたのよ」

嘘ではない。カシムもアリババも友達

珠「なら何故行き先を告げないのですか」

だって…

貴「呼べばすぐ来れるじゃない」

私のジンの力で

珠「それとこれとは別です」

うう…

こんな事なら帰ってこなければよかったわ…

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作品ジャンル:恋愛
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爾ャ亜(プロフ) - 緋影さん» 教えて頂き、ありがとうございます。(。_。*) (2016年4月1日 8時) (レス) id: d2b2b534f2 (このIDを非表示/違反報告)
緋影(プロフ) - 10話の主人公さんのセリフが「泊まるます」になってますよ (2016年4月1日 8時) (レス) id: 4e6f070ce6 (このIDを非表示/違反報告)
ディウス(プロフ) - 林檎さん» ありがとうございます。とっても嬉しいです(σ*´∀`) (2014年8月18日 22時) (レス) id: 6b7626265d (このIDを非表示/違反報告)
林檎 - 面白いです!頑張って下さい! (2014年8月18日 19時) (レス) id: a683f4a2d7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:爾ャ亜 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2014年8月6日 21時

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