第010話 サッカーじゃねえ ページ11
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「出てこいよ。出てこい──さもなければ──あの最後の一人を、あいつを──」
「叩きのめす！！」
円堂に向かって何度もボールを蹴りつけながら、帝国の猛攻が続く。
「あいつらの言ってる“奴”って、一体誰のことなんだ！？」
Aはあまりのことにベンチから立ち上がっていた。
「あいつら…！！」
「ゴールを決めることが目的じゃない！円堂を潰すのが目的……！」
その時、ボロボロの風丸がゆっくり立ち上がった。
「ふざけるな……こんなの、こんなの、サッカーじゃねえ！」
円堂に向かっていったボールを止めるために飛び出した風丸は、その反動でゴールネットに叩きつけられた。
「風丸！！風丸！」
「円堂……」
「……お前の気持ち、受け止めたぜ……！絶対、このゴールは守ってみせる！」
円堂は風丸をゴールネットの横に押しやった。
「一度として守れてないがな……」
「“百列ショット！”」
「このシュート、決めさせるもんか！」
円堂がボールを掴んだその時、一瞬、何かオーラが見えたような気がした──止めかけたがしかし、惜しかった。円堂はまたゴールネットにボールごと叩きつけられ、地面に倒れ込んだ。
帝国はこれで19点目だ。
「そして、雷門のキックオフだが───？！目金以外は立ち上がれないぞ！」
「い、嫌だ……もうこんなの嫌だぁ───ッ！！」
目金が走り、グラウンドの外に飛び出した。エースナンバー10番を脱ぎ捨てて、目金は試合放棄した。
「無様だな」
「無理だ。お前らには俺達から一点を取ることすらな……」
帝国のメンバーたちが雷門メンバーたちを嘲笑った。
「ここまでか……」
「奴ら相手じゃ、一点取ることもできねえのかよ！」
「やっぱ駄目チームだったってことか……」
観客が彼らに失望する中、円堂は立ち上がった。
「まだだ……まだ終わってねえ！！まだ終わってねえぞ！」
「まだやるっていうのか！」
帝国の選手がまたボールを蹴りだした。
Aはその光景を見つめながら、ぎゅっと拳を握りしめて、唇を噛んだ。
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無名(プロフ) - マナさん» 大丈夫ですよ！頑張ってください〜！ (2022年3月5日 22時) (
レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - 無名さん» 迷惑かけてすみません…… (2022年3月5日 18時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - まるまるんさん» そうだったんですね笑 わざわざありがとうございます😭🙏💗 (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
無名(プロフ) - マナさん» 私の名前と作品名を表記して下さればそれで大丈夫です🙇♀ (2022年3月5日 18時) (レス) id: 144fc818ef (このIDを非表示/違反報告)
マナ - まるまるんさん» まだ書いてはいませんが…イナズマイレブンの話なんですけど… (2022年3月5日 17時) (レス) id: e4cf19c355 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：無名 | 作成日時：2022年3月2日 8時
