双子の姉は剣道部を避けている【薄桜鬼ＳＳＬ】

食堂について ページ16

『･･････そろそろ朝食にしますか?』


鶴「はい!!」


薫「うん!!」


『ちなみに知ってるとは思いますが、

　ここの食事の仕方について説明します

　食堂と部屋、どちらがいいのかを、多分１週間後に貰うはずのプリントに書いてください

　別に部屋を選んでも食堂で食べれますが、美味しくても微妙でも確か･･････150円払うことになります

　まず、食堂について説明します

　食堂は作る人は当番制になります

　食堂を選んだ人達5〜6人ほどで協力して一食ぶんを作ります

朝と夕方の二食のみ、昼は各自で。

まぁ当番は一食交代なので当人達は面倒くさいイベントと考えてますが、上手い人、苦手な人がいるので

時々、一口でガンになりそうなお浸しや豆腐だらけなのに味が水のように薄い味噌汁が出たり色々ありますが

賑やかなのを好む人等は選ぶ人が多いです

部屋の場合は自分達の好きに自由に出来ますが、自分で料理を作る事になります

コンビニで買う人もいますが、それなら食堂のほうが安くすみます

コンビニが約200〜高くて500円位だとすると食堂は一食150円ですから外食するよりは･･････と、選ぶのもいいでしょう

･･････長くなりましたが、こんな感じです

私は部屋を選んでますが、今日位は一緒に、と思います

あ、付け足しですがプリントを貰うまでは食堂は自由なので無料ですみます』

何かを読む様に淡々とプリントに書いてあった事を

分かりやすく説明しながら言うAに少し驚く薫と千鶴

『どうかしましたか?』

薫「い、いや何でもない･･････

　 俺はどっちでもいいけど･･････千鶴は?」

鶴「あ、あの、私は食堂に行ってみたいです･･････」


小さくなりながら自分の意見を言う千鶴

そんな千鶴の頭を軽く撫でて立ち上がったA



『では、行きますか』

鶴「え?いいの!?」

『可愛い妹が言うなら、私はそうしますし

　今日は一緒がいいですからね』

薫「姉さんと千鶴が行くなら･･････」



少しむすっとしている薫がぶっきらぼうに言う


『薫も可愛い弟ですよ?』


薫がむくれてる理由を察したAがさらっと言うと

薫は顔を真っ赤にした


薫「お、男に可愛いって言わないで!!!」


やっぱり可愛いと思ったAだった



…

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