双子の姉は剣道部を避けている【薄桜鬼ＳＳＬ】

コンビニ ページ15

すごい迫力で思わず一歩下がってしまった


竹刀をこちらの方につきつけて睨んでる


少し怖いと感じてしまったが、今のは私が悪いですね


本音ではあまり接触したくないですけど


この状況よりはマシですね


軽い深呼吸をして隠れていた木の陰から出た


『おはようございます。斎藤さん』


斎「南雲!?何故こんな早朝に?」


『早くに目覚めてしまったので少しコンビニへ行ってました

　あ、土方先生には内緒ですよ

　怒られるの、嫌なので』


淡々と返すと少し戸惑っている雰囲気だった


今のうち･･････ですね


『それでは失礼します

　頑張ってくださいね、斎藤さん』


相手が口を開く前に背を向け歩き出す


一応コンビニによっててよかったと思った


薫と千鶴にお菓子と飲み物を買い


不足していた文具類等も買って来たので口実として使えた


寮に戻るまで視線を感じたが無視してドアを開けた



………


『ただいま戻りました』


鶴「お帰りなさい!」


薫「お帰り!何で一人で行ったの!!誘ってよ!!」


『課題が終わってないと思ったので･･････

　はい。お土産です』


飲み物とお菓子の袋を渡すと薫は大人しくなった


二人の好きな物を買って来たため喜んでくれた


二人が食べている間に着替えをとりお風呂に入った


汗は乾いていたが気持ち悪いのは同じだ


『･･････ふう』


洗い終わって髪をまとめる









うっすらと曇る鏡には









生々しく残る決して浅くない傷跡が









全身の至るところに無数に映った









…

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