８０話 ページ32
泉side
調理室。
Aに謝るために、俺はあんずとお菓子を作っていた。
あんず「先輩はAちゃんといつから付き合ってるんですか？」
泉「去年だけどぉ」
あんず「そうなんですね！もっと詳しく聞かせてくだい！！」
泉「本当、女子ってそう言う話好きだよねぇ。
...去年色々あったことは知ってる？」
あんず「それは...なんとなく...」
泉「あの時さ、Knightsだけじゃなくて学園中がボロボロでさ
そんな時に偶然Aと出会ったの。本当、偶然。
俺がちょっとしんどくなって公園で考えてる時、Aが心配して声をかけてくれて」
あんず「それは...偶然なんかではなく、運命...だったんですね」
泉「今のこの状況でそう言うこという？」
あんず「どれだけ仲が良くたって、喧嘩ぐらいしますよ!!
喧嘩して、また仲良くなるんです」
泉「...時々さ、不安になるんだ。
Aは俺でいいのかなって」
あんず「何故です？」
泉「...王様や守沢はAのことを泣かせない。もしAが泣いていたとしてもすぐに笑顔にさせてあげられてさ。
対する俺はすぐにAを泣かせて、辛い思いをさせて、、追いかけることすらできない」
あんず「私は...Aちゃんには先輩が必要だと思います!!
だって先輩がAちゃんのこと話してる時、すっごく嬉しそうで楽しそうで..
Aちゃんも、先輩と一緒にいる時はすごく楽しそうです」
泉「...ほぉんと、らしくないよねぇ。
俺がシャキッとしなきゃ」
あんず「その息です!!がんばりましょっ
泉「あ、ちょっと!!」
道具を取りに方向を変えようとしたあんずの足がもつれ、倒れそうになった。
俺は反射であんずを抱きとめるも、急なことで同時に机に倒れ込んでしまった。
泉「あんず！大丈夫！？」
あんず「すいませんっ...私っ 「いずくんっ...」
ドアの方を見ると、タイミング悪くAが来ていた。
Aの角度からはどう見えてしまっただろうか。
キス...しているように見えただろうか。
誤解だ。止めなきゃ。追いかけなきゃ。
泉「あんずっ」
あんず「先輩！追いかけてください！」
俺は無言でうなづき、出来立てのお菓子を持って後を追った。
戸惑いはあったけど、今追いかけないと、次こそ、
次こそ誰かに取られる気がして
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おむはる(プロフ) - ゆらさん» いえいえ〜！お力になれたなら幸いです(*´ω`*) これからも影ながら応援しています、頑張ってくださいー！！！ (2020年5月28日 2時) (
レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - 真 仁愛さん» 通知良かったです！！これからも頑張りますねっ(●´ω`●) (2020年5月28日 1時) (レス) id: e539970858 (このIDを非表示/違反報告)
ゆら(プロフ) - おむはるさん» ありがとうございます！通知良かったですっ！(--;) (2020年5月28日 1時) (レス) id: e539970858 (このIDを非表示/違反報告)
真 仁愛(プロフ) - 通知届いてますよ〜！全然大丈夫です！これからも最新応援してます！！ (2020年5月25日 11時) (レス) id: d067df49bb (このIDを非表示/違反報告)
おむはる(プロフ) - コメント失礼します〜自分は通知届いています！！いつも通知から読まさせていただいているので大丈夫だと思います！ (2020年5月25日 0時) (レス) id: 275c852316 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆら | 作成日時：2020年5月13日 2時
