可愛い僕【黒子のバスケ】【悪男主】

可愛いが13つ ページ14

それから、思っていた通り段々
悪質な嫌がらせへと変わっていった



体操服が無くなったり



教科書が破られていたり



学校の裏サイトにやってもいないことを書かれたり



周りも僕が誰かから嫌がらせを受けていることに気づき始め
勿論、キセキにもそれは知れていた



皆、僕のことを信じて助けてくれている



ただ、一つ気がかりな事が合って



海崎くんの仕業じゃない...？



最初のロッカー事件は
海崎くんだと確信は持っている


でもその後のは....


そうだなはっきり言えば、女子がやるような事ばかりで...



もう一人、協力者がいるかもね


ん？あれは、海崎くん


視線を下にやると
中庭の端のところに向って歩いている彼が見えた


その後を追って、僕も階段を駆け下りる



「話ってなんすか」


「ただ、現状を聞きたいだけよ。」


壁を背に、耳をたてると女の声が聞こえた


「...より一層、あいつにベッタリになってます」


「虹村くんも？」


「うっす」


「...そう」



ふーん、修造先輩のファンか


協力者がいるっていう僕の予想は当たってたな


ちらっと覗いてその人の顔を確認する


...ぁ、確か図書委員長の柊さんだった気がするな


頭もよく、綺麗な黒髪をしているから
大和撫子なんてあだ名がついてたはずだ



テツヤに聞いてみるか


誰かが分かったところで
壁から背を離し、図書館へ向かった

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