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第39話 ページ42

貴「話って何?」

赤「一つだけ君が誤解してるかもしれないから
正そうと思ってね。」

貴「誤解…?」

赤「あぁ、そこの所誤解されてると嫌なんだ。
ここに来たのは本当に大輝と一緒に居られるのが嫌だからってのと
一緒に居たかったって理由だけど、ちょうどいいから今その事について話そう。」

貴「はぁ…」

誤解してる事、何かあっただろうか?

でもまぁ、征十郎が言うんだからあるんだろう。

赤「そうだな。
誰かに聞かれると困るから、取り敢えずここから降りようか。」

征十郎は降りて屋上のドアを閉め、こっちを向いた。

赤「A、」


貴「はい。」


赤「俺は本当に君の事が好きなんだ。」


………へ?


赤「その顔だと本当に誤解してたみたいだね。」

貴「え、と…?」

だって大輝と私の為に私と付き合ってるんじゃないの?

赤「俺はそんなお人好しじゃない。
嫉妬を煽る材料にしてもいいとは言ったが、君を好きじゃないと
言ったわけじゃない。」
貴「はぁ…」

確かに。

赤「大輝がお前を好きなように、お前が大輝を好きなように、
俺はお前の事が好きだ。」

貴「そ、う…」

征十郎、どんな顔してるんだろう?

私は征十郎の顔を見ることが出来ない。

大輝への気持ちを知ってる上で、
どんな顔をして話しているのか…

笑ってはいないだろう。



普段のっと言っても私が見たことあるのは少しだけだけど、
そんな短期間からでも分かる、普段の貴方ならしないような
辛い顔や悲しい顔表情をしているんだろう。


それは、正直見たくない。


なんて、
自分は笑いもしないくせに自分勝手だろうか?


赤「A。」

貴「何?」

赤「好き、なんだ。」

貴「うん…」

征十郎が近づいてくる。

赤「もう一度、キス、してもいい?」

貴「あ、う「今度は、唇に。」……いいよ。」

別に、慰めとか同情とかでなく、

この人にされても嫌とは思わないから。


嫌じゃない事で自分が出来る事ならすればいいじゃないか、と思うから。


だから私は頷く。

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 夢小説   
作品ジャンル:アニメ
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空良(プロフ) - 晴ハルさん» ありがとうございます^^こんなのに憧れちゃだめですよww (2013年11月7日 22時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
晴ハル - 空良さん» 良いなぁ高校♪高校と空良さんに憧れます♪ベタ惚れ!((マジッスw (2013年11月4日 22時) (レス) id: d047e951c8 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» かっこいいですか?wありがとうございますww 私は自由な所だなって思いました^^ (2013年10月16日 16時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)
ハル晴 - 空良さん» ここここここここ高3!?(( …ゴホンッ。空良様マジでカッコイイッス☆尊敬します´▽` 高校って、どんな所ですか!?気になるw!! (2013年10月15日 22時) (レス) id: e496fba0e5 (このIDを非表示/違反報告)
空良(プロフ) - ハル晴さん» 私部活入ってないんですよ〜! あと、高3だからどっちにしろ今の時期はやれないですね; (2013年10月12日 0時) (レス) id: 10043a275f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蒼空 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/fragrance/  
作成日時:2012年11月18日 16時

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