検索窓
今日:17 hit、昨日:3 hit、合計:487,565 hit

40話 ページ42

一松side









渡辺さんを送った後、俺は急いで家まで走った。









そうしないと、何かが溢れてきそうで。





今まで我慢してた何かが。









彼女といると落ち着くし、自分らしくないことを言ったり








手を繋ぐなんて…。









一松「……っ!!」









さっきのことを思い出した一松は、自分がやったことに恥ずかしくなってその場にしゃがみこんだ。









(本当に俺は一体何やってんだよ…!!調子に乗って手を繋いだりして…!!)









思い出すだけで頬が熱くなっていくのが分かった。





心臓が激しく動いていて、それが走ったせいなのか、恥ずかしさのせいなのか…もう分からない。








一松の頭の中は混乱状態。






こんな時、一松自身がどうすればいいのか分からなかった。









流石、童t…((殴









ふと首に巻いていたマフラーを思い出すと、


そのマフラーを優しく撫でるように触り、小さく息を吐いた。






話すだけでも心臓が破裂しそうだったのに、手を繋ぐなんて…。









……









あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!








俺はやけになって近くにあった電信柱に頭を何回もぶつけた。







近くに通ったサラリーマンが変な目で見てくるが、一松はそれに気付かない。









一旦頭をぶつけるのは止めて、落ち着いて考え直してみた。







一緒にいるとき、変に緊張したり




彼女の一つ一つの仕草がかわいいと思ったり




彼女の事が頭から離れないし




ずっと彼女と一緒にいたいと思ったり





全部、好きだし…。









…ん?









今…俺、好きって…。









……









一松はハッと気付くと顔を上げた。









そっか、









俺…









渡辺さんの事、好きなんだ…。






 

41話→←39話



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (600 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
907人がお気に入り
設定タグ:おそ松さん , 一松 , アニメ   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

庵茱(プロフ) - こ、更新されましたか……?ありがとうございます、ずっと待っていました (2018年9月9日 3時) (レス) id: 9d4ec62492 (このIDを非表示/違反報告)
- 早く更新してー (2017年6月22日 17時) (レス) id: f2ccda5e36 (このIDを非表示/違反報告)
みみか - あの、、はやく更新して。楽しみだし///変なところで終わらないで・・・・(^∀^#) (2016年9月24日 13時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこふぁ - はああ〜!!面白いっ!!更新楽しみにしてます!! (2016年8月27日 14時) (レス) id: e2cb741d4e (このIDを非表示/違反報告)
しゅみい - めっちゃ面白かったです!!更新楽しみにしています(^^)!! (2016年8月8日 19時) (レス) id: 29d4621366 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:annku | 作成日時:2015年11月4日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。