３２話 ページ34
数時間前。
一松は金欠でも関わらず、あのネコカフェ…というかAに会うために外に向かおうとしたが
おそ「久しぶりにおでん食いに行こうぜ！！」
その一言により、無理矢理おでん屋に付き合わされたのだ。
元凶であるおそ松はそんなことに気付かずに、酒をグイグイ飲んでいく。
カラ「ま、まぁなんだmy brother。さっきからおでん食ってないだろ？ほら、食えって」
おでんが乗ってある皿を一松に差し出したが、一松は無言でカラ松の胸ぐらを掴んだ。
チョロ「ちょ、ちょっとこんなところで喧嘩は…」
チョロ松が慌てて止めに入ったことにより、事は大きくならなかったが、カラ松はショックだったのか机に伏せてしまった。
すると、今まで黙っていたチビ太がぽつりと呟いた。
チビ「…それよりテメーら。今日こそツケ払えるんだろうな？」
ギロリとおそ松達を睨み付ける。
おそ「大丈夫だってぇ〜！今日は金あるからさぁ！！」
トド(え、そうなの？)
トド松は「そんなこと聞いてないけど…」と言いたそうにおそ松を見つめる。
チビ「本当だろうな…」
そんな二人のやり取りを無視して、一松は持っていたグラスに力を入れた。
(会えると思ったのに…)
ため息をつきたい気持ちを抑えて、酒ではなく水を一気に飲んだ。
それを隣で見ていた十四松は「おっ！いい飲みっぷりだね兄さん！！」と言っていた。
(…明日、行けばいいや)
そんなことを思いつつ、一松は立ち上がった。
トド「どこ行くの一松兄さん？」
一松「…帰る」
十四「えぇー！！帰っちゃうの！？」
十四松達はぎょっとした表情で一松を見た。
おそ「帰るなよぉ一松〜！お兄ちゃん、寂しいぞ〜」
おそ松兄さんを無視して帰ろうとした。
その時だった。
『……！！』
一松「！！？」
遠くの方で何か聞こえた。
あの人の声にそっくりだったような…。
まさか…。
でも、今日はシフトに入ってた。
嫌な予感がする…。
……
気付いたら、
俺はその場から駆け出していた。
後ろでアイツらが何か言ってたけど、
そんなの気にしない。
俺は声が聞こえた方へ急いで向かった。
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庵茱(プロフ) - こ、更新されましたか……？ありがとうございます、ずっと待っていました (2018年9月9日 3時) (
レス) id: 9d4ec62492 (このIDを非表示/違反報告)
水 - 早く更新してー (2017年6月22日 17時) (レス) id: f2ccda5e36 (このIDを非表示/違反報告)
みみか - あの、、はやく更新して。楽しみだし///変なところで終わらないで・・・・(^∀^#) (2016年9月24日 13時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこふぁ - はああ〜！！面白いっ！！更新楽しみにしてます！！ (2016年8月27日 14時) (レス) id: e2cb741d4e (このIDを非表示/違反報告)
しゅみい - めっちゃ面白かったです!!更新楽しみにしています(^^)!! (2016年8月8日 19時) (レス) id: 29d4621366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：annku | 作成日時：2015年11月4日 19時
