【おそ松さん】ネコカフェのあの子【一松】

２７話 ページ29

「つい最近知り合って…」


カラ「…そうか。俺の名前は松野カラ松！静寂と孤独を愛する男だ。そして六つ子の次男…六つ子の事は知っているのか？」


「えぇ。六つ子でかなりそっくりって聞いてましたが、まさかこんなに似ているとは思いませんでしたけど…」


カラ「ふっ、まぁな。なぁ、カラ松girlの名前を教えてくれないか？」


「いや、カラ松girlじゃないって…渡辺Aです」


カラ「Aか…いい名前だな」







腕を組んで頷くカラ松に「いきなり呼び捨てですか…」と心の中でツッコミを入れるA。







カラ「俺のことはカラ松でいい。呼び捨てでいいし、敬語もいらないからな」








ウィンクしながらAに言うカラ松に、少し考えてから「…分かった！よろしくカラ松！」と小さく笑いながら答えた。









カラ「そうだ…！今度、俺らの家に遊びに来ないか？」


「え、いいの？」


カラ「勿論だ！本当は君の家に行きた「是非行かせてもらうね」…最後まで言わせて」








言葉を遮られて少し落ち込んでいるカラ松をほっといて、Aは腕時計を見つめた。








(あ、スーパーの特売日が始まる)




「…ごめんね。私、これから用事があるからまたね！」


カラ「お、おう！！」






戸惑いながらもカラ松は歩いていくAの背に向かって手を振った。






(…色々と痛い人だったなぁ)









その頃、残されたカラ松は…。







カラ「連絡先聞くの忘れたぁぁぁ！！！俺としたことが…！！」








兄弟揃って同じミスをしたカラ松だった。



　

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