２６話 ページ28
Aside
時刻は六時過ぎ。
辺りがオレンジ色に染まり、とても綺麗だった。
その光景を見つめながら家に向かっていたA。
(やっと授業終わった。早く帰って夕飯作ろう…)
歩いていると、電信柱に寄り掛かっている人物に目に入った。
その人物は松野さんにとてもそっくりだったが、服装と雰囲気がいつもと全然違っていた。
でも、似ている。
「松野さん…ですか？」
恐る恐る声をかけてみると、松野さんらしき人物はサングラスを外すとキメ顔で答えた。
？「やっと来たか…カラ松girl」
「…へ？」
訳が分からないことを言い出した彼に、思わず声を漏らしたA。
「すいません。人違いでした」
すぐに彼から離れようとしたが、彼に腕を掴まれて逃げることは出来なかった。
？「待てよカラ松girl。ここで会ったのも何かの運命だろ？逃げるなって」
「私はカラ松girlじゃないので。それに人違いだって…」
その言葉に、Aは引っ掛かった。
前に松野さんが言っていた言葉を思い出した。
『え！？六つ子なんですか！？』
一松『そー。会ったら見分けつかないよ』
(まさか…)
Aは彼に目線を向けると、それに気づいた松野(仮)は小さく笑うと「そんなに見つめるなよ…カラ松girl」と呟いた
思わず殴りたくなる衝動に駆られるが、ここは我慢して口を開いた。
「あの…間違いだったらすいません。貴方は松野一松さんのご兄弟ですか？」
その言葉に、彼は目を丸くした。
「そうだが…一松を知っているのか！？」
ぐいっと顔を近づける松野さんに、戸惑いながらもこくりと頷いた。
確信した。
この人が松野さんが言ってた兄弟だ。
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庵茱(プロフ) - こ、更新されましたか……？ありがとうございます、ずっと待っていました (2018年9月9日 3時) (
レス) id: 9d4ec62492 (このIDを非表示/違反報告)
水 - 早く更新してー (2017年6月22日 17時) (レス) id: f2ccda5e36 (このIDを非表示/違反報告)
みみか - あの、、はやく更新して。楽しみだし///変なところで終わらないで・・・・(^∀^#) (2016年9月24日 13時) (レス) id: 12cd453bfc (このIDを非表示/違反報告)
にゃんこふぁ - はああ〜！！面白いっ！！更新楽しみにしてます！！ (2016年8月27日 14時) (レス) id: e2cb741d4e (このIDを非表示/違反報告)
しゅみい - めっちゃ面白かったです!!更新楽しみにしています(^^)!! (2016年8月8日 19時) (レス) id: 29d4621366 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：annku | 作成日時：2015年11月4日 19時
