【おそ松さん】ネコカフェのあの子【一松】

１９話 ページ20

トド「…まさか、女？」









その言葉に、一松はぴくりと肩を揺らした。






その反応に気付いた松達は慌て出した。







おそ「はぁ！？え、うそ！？マジで！？」


カラ「まさか一松が、俺を出し抜くなんて…！くっ…！！」


チョロ「そこじゃないでしょ！？でも、一松が、そんな…」


十四「本当に！？一松兄さん！！？【自主規制】した！？」


トド「本当だったんだ…一松兄さんが…！」



一松「うるせぇぇぇぇぇ！！！！！」








おそ松とトド松は固まり、



カラ松のサングラスは割れ、



チョロ松は顔面蒼白。



十四松は喜ぶ。



一松は頬を少し染めて叫ぶ。






カラ松に至っては一松にボコボコされてたが。








それで夜遅くまで騒いだ結果、この様だ。








昨日の事を思い出してイラついたのか、タオルを乱暴に置いた。




近くに干していたパーカーを取ると、リビングに向かった。







ふと時計を見ると、時刻は九時。




この時間でやってるテレビは大して面白くないし、家にいてもやることがない。






アイツらは十一時くらいにならないと起きない。






一松はまた小さく息を吐いた。






今日、何回ため息をついたか分からなくなってきた。






…仕方ない。






暇潰しに散歩でもしてこようと、重い腰を上げる。








(野良ネコでも見て、飽きたら家に戻ればいいや…)








そんなことを思いつつ、いつものパーカーに着替えた。



玄関でサンダルを履いて、ポケットからマスクを取り出して顔につけると家を出た。


　

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