【おそ松さん】ネコカフェのあの子【一松】

１１話 ページ12

チョロ「ちょっ、ちょっと！！何があったの！？」


カラ「コイツがパチンコで勝ったお金を独り占めしようとしたんだ」


十四「だから捕まえた！！」


おそ「ナイスだ、二人とも！」







おそ松は二人に向かって、親指を立てた。






チョロ「にしては、やり過ぎじゃない！？」






気を失っているトド松の鞄からお金を抜き取るおそ松。






おそ「おぉ！！結構な金額じゃないのこれ！！」


カラ「今日の夜はこれでpartyだな」


チョロ「お前ら鬼か」







二人の発言に、ツッコミを入れるチョロ松。







一松「…ちょっとそのお金、少しだけくれない？」







今まで黙って見ていた一松が口を開いた。







おそ「何だよ一松、独り占めは良くないぞ」


一松「別にそんなんじゃない…千円くれればいいから」


十四「え！？まさかそのお金で、エ●本買うとかじゃないよね！！？」







今の発言に、チョロ松が十四松の頭をぶっ叩いた。







一松「…カフェ行きたいから」


カラ「何だそんなことか。なら、俺もついて行くぞ！！」







そう言うと、一松はカラ松の顔面を思いっきり殴った。




一松に殴られたカラ松は「か、顔は止めて…顔だけは…」と後ろで嘆いているが無視。







おそ「じゃあ、ほら！！」







おそ松はトド松から取ったお金から二千円抜き取り、一松に差し出した。







一松「…ありがとう、おそ松兄さん」


おそ「おうよ！！」







照れくさそうに指で鼻の下を擦るおそ松。




すると、気を失っていた筈のトド松がポツリと呟いた。








トド「そ、それ…僕のお金…なの、に…」








トド松は再び気を失った。



　

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