怒涛の砂埃をかぶって ページ11
その後しばらくの間マッシュルーム男子ことマルクスさんに説教をされ砂浜で正座をしているユリウスさん。
本当にこの人は魔法帝なのかと思ってしまう。
「本当に毎回私がどれだけ探していると思っているんですか」
「はい、ごめんなさい」
「もうAさんと会うの禁止にしますよ」
「それはご勘弁を…！！」
涙を浮かべながらマルクスさんにすがりつくユリウスさんは欲しかったオモチャを買ってもらえなかった子どものようなグズリ方だった。
『じゃあどうしても出かけたい時はマルクスさん同伴でいいじゃないですか』
呆れてAが提案するとマルクスさんが凄い勢いでこちらを向く。
「そんなことしていると私の体が持ちません」
『たしかに。』
「んじゃもう拘束すりゃいいんじゃねえの」
「なんで2人ともそんな冷たいの？！」
Aとヤミの言い様に落ち込むユリウス。どんどんいじけてしまい背中を向け体育座りをし始める。
その姿を見てマルクスは小さくため息をつきつつ
「週に一回」
「え？」
「週に一回なら外出を許します。ですがそれ以外での無断外出は許しません。仕事してください」
「マルクスくん…！！」
結局週に一度だけの外出許可を出すマルクスさんに目をキラキラさせて喜ぶユリウスさんは一体どっちが年上なのか分からない。
というより…
「え、ユリウスの旦那週一でこっちくんの？」
『まあまあ多いですよね』
「キノコ頭甘々じゃねえかよ」
「だから2人ともなんでそんなに冷たいの？！」
ヤミさんとの会話に悲嘆するユリウスさんがいるけれど、本当に甘いもんね。普通そんな甘くないもんね働く大人は。
マルクスさんはユリウスさんのことがなんだかんだで好きで甘やかしてしまうんだろうなと少し同情の目で見つめているとバッチリ目が合ってしまう。
「そんな悟ったような目で見ないでください。私も悩んでいるのです」
『お察しします』
頑張っての意味を込めて握手をするとこんなに心配してくださったのは貴女だけです。と涙ぐみ始めるマルクスさん。
もうこの人精神やられてますよユリウスさん。
今度また話聞いてあげよう。
「じゃあマルクスくん！今週の外出は今ってことでみんなと競泳大会してきていいかな？」
キラキラした目で今にもアスタたちと海へ行きそうなユリウスを見てマルクスの怒声が響く
「いや、絶対ダメだろ今のは」
『ほんとあの人魔法帝ですか？』
「俺に聞くなそっとしとけ」
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妖狐の巴衛(プロフ) - フエゴレオンのエがェになってます！ (2018年5月6日 18時) (
レス) id: 2ff3e29f1d (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - 白龍さん» コメントありがとうございます！皆さんの期待に応えられる内容になるか不安ですがまた続編書いていくので楽しみにしていただけたらと思います(o^^o) (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - 匿名さん» コメントありがとうございます(o^^o)続編楽しみにしていただけて嬉しいです！また更新頑張っていきます(o^^o) (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
fuca(プロフ) - ミリアさん» その時の場面でこういうのがあったらいいなと思いその都合に良いものを考えついただけですよ(o^^o)あとは原作などと被らないようにだけ気をつけました。 (2018年5月6日 10時) (レス) id: 70fbe25f18 (このIDを非表示/違反報告)
白龍 - お疲れ様でした！そして続編待ってますーーーーーーーー！！！そしてフエゴレオン団長助かってくれ！！！ (2018年5月5日 19時) (レス) id: 8060fe6cc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：fuca | 作成日時：2018年3月18日 12時
