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──化瑞──
　璃月の伝承では、化瑞は吉兆とされる。

　ある年の海灯祭の終わり、商人の男は明霄の灯が舞う天を見上げていた。

　霄灯を追って視線を上げていくと、月海亭の屋根の上に、璃月人と思しき誰かが立っている。

　商人がよく目を凝らすと、それは自分であった。

　男は急いで玉京台へ向かい、人影が本当に自分自身であるかを確かめるために叫んだ。

「そこの方、どうかよく顔を見せていただきたい」

　屋根の上の影は何も答えない。どころか、天衡山の向こうへ消えてしまった。

　しかしこの日を境に男の事業は軌道に乗り、やがて大商人と呼ばれるまでに至ったという。

　他にも化瑞を目撃した恋人たちが、無事に駆け落ちを成功させた話や……

『絶雲紀聞』9巻より一部抜粋


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◇諸注意◇

・夢表現/二次創作

・捏造トンデモ独自設定

・名前固定

・旅人=空

・魔神/伝説任務、キャラストバレ

・男主寄り無性別

・総愛され

・なんでも許せる方向け

・リクエスト募集中 ( キャラ名だけで構いません )


初作執筆状態：連載中