第16話 ページ19
プールに行くと、やっぱりはるが泳いでいた。
いつもみんなでやってる競泳じゃなくて、好きなように浮いたり…回ったり。まるで…
真「瑞葵、今はるのこといるかみたいって思った?」
貴「えっ…なんでわかったの?!」
真「わかるよ…瑞葵とはるの考えてることならなんでも…ね?」
そう言われて…なんか、恥ずかしくなった。
貴「すごいね、まこ!何考えてるかわかるなんて…笑っ」
真「まぁ…ずっと小さい頃から見てたからね。はるのことも…瑞葵のことも」
まこが、すごく真剣な顔でそう言った。
まこにじっと見詰められると、何故か気恥ずかしくかる。とっさに目をそらしちゃった。
真「どうしたの…?瑞葵…」
そしてまこは私の耳に口を寄せて…
真「顔……赤いよ?」
貴「…っ!////ちょ、まこ近いっ//」
まこの低くも優しい声が私の鼓膜を震わせて、どこかくすぐったいような気持ちになる。
真「…?あっ、ご…ごめん!////」
私が近いと言うとまこが顔を赤くして離れた。
いやいや、まこさん。貴方がやったんでしょーが(苦笑)
遙「おい…なにしてる」
「「うわぁぁぁあ?!」」
隣をみると、むすっとしたはるがいた。
こっちに気を取られすぎて、近づいてきたはるに気がつかなかったみたい…。
真「ご、ごめん…はる(苦笑)」
申し訳なさそうに笑ながらまこがはるに謝る。
それでもはるはむすっとしてて、なんだか、とても可愛かった。
遙「……まぁいい。…で、何しに来た」
あ…結構簡単に許しちゃうんだね笑
貴「あのね!私たちも泳ぎにきたんだよー。はるだけずるい!」
遙「…あぁ、そういうことか…。」
はるはそう言うと、私のカーディガンのボタンに手を掛けた。
………………………………手を掛けた?!
「「ちょっ、はる!なにしてるの?!?!」
びっくりして叫んだらまこの声と重なった。
まこ…あなたまた顔赤くなってるよ、今度はどうしたの笑
遙「なにって…、入るんだろ、プール。」
貴「うん、入るけど…」
遙「なら、服きてちゃだめだろ」
「「……………::」」
貴「…はる、私は服の下に水着きてないよ?」
遙「……っ!そうなのか…?」
貴「うん、そーなの笑」
私がそう言うと、はるはすっとボタンを放した。
じゃあ、着替えてくる!!
私はそう言って更衣室へダッシュした。
貴「はぁ〜、/恥ずかし…//はるのばか…」
赤面した私は、当然しばらくの間更衣室から出られなかった。
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サキ(プロフ) - 毎日続きが気になってます!更新頑張ってください! (2014年11月9日 12時) (レス) id: 0492487cb6 (このIDを非表示/違反報告)
音巴(プロフ) - (*^ω^* )ルンルン♪ (2014年8月13日 14時) (携帯から) (レス) id: 0c332999e0 (このIDを非表示/違反報告)
ほいっぷ(プロフ) - 音巴さん» おっけ!ありがとうございます!!!がんばりますねー! (2014年8月13日 9時) (レス) id: eb96493ee7 (このIDを非表示/違反報告)
音巴(プロフ) - 承知した。
早く続き、読みたい……。頑張って!! (2014年8月13日 3時) (携帯から) (レス) id: 0c332999e0 (このIDを非表示/違反報告)
ほいっぷ(プロフ) - 音巴さん» わぁ、嬉しい!!ありがとうございます!!あ、ためでいいですよー!笑 (2014年8月13日 3時) (レス) id: eb96493ee7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ほいっぷ | 作成日時:2013年9月30日 19時