第7話 ページ9
千歳side
お昼を食べ終えたあと、私たちは屋上から出て階段を降りようとした
渚「ねえ、そういえば知ってる？小学校の時通ってたあのスイミングクラブ、もうすぐ取り壊しになるって」
渚君の言葉に私たちは驚いた
千歳「それって本当？」
私が訊ねると渚君はうなずいた
噂では近いうちに取り壊しになると聞いたことがあったが、そんなに早く取り壊しになるとは思わなかった
渚「だから、その前に・・皆で行ってみない？」
真琴「あれを掘り起こしに？」
渚「そう！」
渚君は大きく頷く
遙「行くなら勝手に行け」
ハルはぶっきらぼうに答えた
だが、渚君はそんなハルを止める
渚「そんなことを言わずにさ、ハルちゃんも行こうよ！」
遙「行かない！」
渚「面白そうだと思わないの？」
遙「思わない！」
固く否定するハルに私は思わず苦笑いをする
真琴「せっかくだし行ってみようよ」
遙「嫌だ！めんどくさい！」
真琴「でも、行けばプールあるよ？」
真琴が放った言葉にハルは少し反応した
真琴「風呂場じゃなくてもっと大きな・・プール」
真琴はニヤッと笑いながらハルを誘き寄せるように言うと、彼はこっちを振り向きわずかに目を輝かせていた
千歳「分かりやすい…」
ハルの水やプールに対しての反応の早さに、私は呆れながらも感心していた
渚「よし！決定だね！ちーちゃんはどうする？行くよね？」
千歳「う〜ん…店の手伝い終わるの夜だから、その後でよければ行こうかな」
私の返事に渚君はパアッと笑顔を輝かせる
渚「やったー！じゃあ、今晩スイミングクラブに突入だー！」
はしゃぐ彼を見て、私と真琴は顔を合わせて笑った
遙「千歳」
するとハルが私を呼び止める
千歳「何？」
遙「…いや、何でもない」
千歳「？」
何か言いかけようとしたが、彼はそのまま渚君たちの後を追っていった
千歳「何だったんだろう…？」
ハルは何を言いかけたのだろう
私は一人、その場で首を傾げていた
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーアルファベット
X
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 107人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
倉野柚稀(プロフ) - **RUNAさん» RUNAさん、こんばんは！とても嬉しいコメントありがとうございます！頑張って更新しますので引き続き応援をよろしくお願いします(*´﹀`*) (2021年10月3日 0時) (
レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
**RUNA(プロフ) - 応援してます(๑•̀ㅂ•́)و✧更新頑張ってください！！ (2021年10月2日 22時) (レス) id: 8f42e912d6 (このIDを非表示/違反報告)
倉野柚稀(プロフ) - 白奈さん» こんにちは、とても嬉しいコメントありがとうございます(*´﹀`*)これからも少しずつ直しながら更新していく予定なので、是非最後までお付き合い頂けると嬉しいです！ (2021年9月27日 13時) (レス) id: e0fd67cf7a (このIDを非表示/違反報告)
白奈(プロフ) - リメイク版の今後の展開もとても楽しみです！ (2021年9月27日 10時) (レス) id: ab21e29371 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：倉野柚稀 | 作成日時：2021年9月23日 23時
