【Free!】 今日は誰にちゅーされる？【日替わり】

6種類の結果パターン

あなたの本日の占い結果です - 2024年5月9日

今日は…七瀬遙くんです！


貴方→岩鳶高校二年、水泳部マネ、はるの彼女




ザパッ…ザパッ…


若干暗くなってきて沈みかけた太陽がプールの水に反射して、こっそり幻想的な光景を生み出していた。

今は午後7時、他の部員はもう帰ってしまって、まだ泳ぐと駄々をこねたはるをほっとけなくて私も残ってはるが泳ぐ姿を眺めてる。


静かなプールで2人きり、はるが泳ぐたび打つ水の音だけが響いてる。


ぼーっとその音を聞いていると不意にその音が止み、一度ザパァッと大きな音がしたから何かと思えば、はるがプールから顔を出した音だった。



貴「どうしたの？はる。もう帰る？」

私がそう聞くと、はるは首をこくこくと横に振った。

貴「ははは(苦笑)そっか！じゃあ、私も見てよっと！」


遙「なぁ…」


貴「…ん？何？どうかした？」


遙「おまえ…俺が泳ぐとこばっかり観てて、面白いのか？」


びっくりした。
まさか、はるからこんな質問をされると思ってなかったから(苦笑)

遙のそんな質問に、私は素直に答えた。


貴「楽しいよ？だって、はるはすっごい気持ちよさうに泳いでるから…。それに、水の音好きだしね！」

遙「気持ち良さそうに…見えるか？」

貴「うん！」

私がそう答えると、はるは少し考える素ぶりを見せて、ハッと何かを思いついた様に顔を上げた。

遙「…おい、手を貸せ」

貴「へ…？」

手なんか貸してどうするんだろう？
なんてことを考えながら、私は素直にはるに手を差し出した。その瞬間…！


ぐいっ


貴「えっちょっ、きゃっ」


はるに思いっきり手を引かれて、制服のままプールにダイブしてしまった。

貴「ちょっ、はるぅ！びしょびしょじゃん！
いきなりどうしたのー？」

遙「お前が…気持ち良さそうだって言うから…お前もと思って」

貴「えっ…」

なんだか、嬉しかった。はるが私のことを気遣ってくれてたのかなーっとか思うと自然に頬の筋肉が緩む。


遙「何にやにやしてるんだ」

貴「ん？いやぁ、私…やっぱりはるのことすっご好きだなぁって…」



ちゅっ…


その後私が感じたのは、プールの水で冷たくなったはるの唇と、触れ合う肌から伝わるはるの熱だけだった。



貴「ちょっ、はる？！//////」


唇を離すと、滅多に見ることのない顔を赤くして余裕のなさそうな顔をしたはるがいた。


遙「お前が好きとか言うから…したくなった」

貴「したくなったって…まぁ、いっか(苦笑」

そして、私たちの唇は再び重なった。

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