第七十一話 ページ5
・
・
A「…で、なんで横で寝てんの。」
クロハ「なんとなく。」
A「なんとなくじゃないでしょ。いいから退いて。」
クロハ「嫌だ。」
A「…。」
しばらくいる事は承諾したクロハだったが、なぜか横で寝ているという状況に陥った。
クロハ「あと、言う事聞いてやったんだから、俺の言う事にも付き合えよ。」
A「…えっ?」
クロハ「しばらく俺と出かけてないから、俺とお前だけで明日出かけるぞ。」
A「強引…。」
さすがの私も苦笑いした。
A「公園とかはやめてよ?いつも行ってるし。」
クロハ「じゃあ遊園地。」
A「無理。」
クロハ「じゃあどこなんだよ。」
A「出来れば…大図書館とか行きたいな。」
クロハ「お前、そんな文字だらけのところに行きたいのか。」
A「いいでしょ。もともと本好きだし。」
クロハは溜息を一つついた。
クロハ「はあ…分かったよ、そこでいいんだな?」
A「うん。いいよ。」
クロハ「その後はカフェな?」
A「え…まあいいけどさ。」
クロハ「決まりな。」
A「クロハって俺様タイプ…?」
クロハ「何か言ったか。」
A「いえ、何も。」
クロハ「じゃあ、俺部屋出てくぞ?」
A「クロハ君は我儘ですねー、って言ったんだよ。」
クロハ「我儘で結構…。」
A「はいはい…。」
1人がお気に入り
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Madicc | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/redwhite/
作成日時:2014年1月20日 2時