泳げる能力者 2nd

‥ ページ2

泣き止んだAとサボはお墓の前に並んで座っていた

『あの事件の後、革命軍に拾われたの？』

「あぁ、瀕死の重症を負った俺を救ってくれたんだ
だが俺は記憶を無くしていた
頂上戦争の記事でエースの顔を見た時全てを思い出したんだ
最悪のタイミングで記憶が戻ったんだ
助けに行けなくて悪かった」

『サボが謝ることじゃないよ
サボを救ってくれた革命軍には感謝でいっぱいだよ
生きててくれてありがとう』

「あぁ、A、生きてまた会えて嬉しいよ」

『私も』

「Aは、なんでこの島にいるんだ？」

『墓守りしてるんだよ
荒らされたら嫌だもん』

「そうか、ありがとな


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥なあ、A
俺と一緒に海に出ないか？」

『今私、墓守りしてるって言ったんだけどー』

「ちゃんと聞いてたさ
だけど、エースがあんまりいい顔してる気がしなくてさ」

『？？？？？』

「Aだって昔は自由な海賊に憧れてただろ？
エースが、俺のお墓のことは気にせず、お前の道を行け！
って言ってる気がするんだ」

『‥‥‥‥‥‥でも‥‥』

「俺は今日の夕方この島から出港する
それまで港で待ってる
もし、俺と一緒に海へ出たくなったら来てくれ」

『‥‥‥』

じゃあな、っとサボはお墓から去っていった

『エース‥どう思ってる？
私はマルコとこの島にいるの楽しいよ？

でもまぁ、海が恋しくないのか！？って聞かれたら
恋しいんだけどね』

エースに語りかけていると、後ろから声がした

「A、ここにいたのか」

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