D.gray-manー2人で歩く道② (ページ12)

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輝く耳元＊おまけページ12

ーーアレンがAの部屋を訪れてから数時間後。

ーー食堂にて。

ラ「…おっアレン！飯一緒に食ってもい？」

ア「ラビ！全然いいですよ！」

ラ「相変わらずいい食いっぷりさね～胃袋まじどうなってんの？」

大量の料理が並べられたテーブルを挟み、ラビはアレンの向かい側に腰掛ける。

アレンの食欲は変わらないようで、もぐもぐと口を常に動かしながら、あらゆる料理にせっせと手をつけていっていた。

ラ「…ん？」

そんな彼の食べっぷりを眺めながら、自分も食べ始めようかとした時、ラビはアレンの耳元が輝いていることに気付いた。

ラ「…あの後、Aちゃんからちゃんと受け取ったみたいさね。耳飾り」

そう言うと、料理に夢中だった彼の手がピタリと止まる。
顔を上げると、ラビはニマニマと揶揄うように笑っていた。

ア「…ラビ、知ってたんですね？Aが僕にプレゼント買ってたこと」

ラ「ま～任務一緒だったしな。

…それだけじゃないさよ。Aちゃん、前々からウキウキしてアレンへの贈り物考えてた。

それに…任務一緒になった時以外でもさ、すれ違い様に話した一瞬とかでも、アレンの名前が必ずあの子の口から出てきてた」

優しい口調でそう話すと、アレンは大きく目を見開いた。

ラ「アレンは案外知らないだろうけどさ、アレンのこと話すAちゃん、どんな話題を話す時よりも桁違いに幸せそうさ。もう全っ然違う。」

そんなラビの言葉に、アレンは嬉しそうに微笑んで見せた。

ア「ふふっ、Aから耳飾りを貰えたことも物凄く嬉しかったですけど、そういった話を聞けるのも新鮮で嬉しいですね。ありがとう、ラビ。

ラビはAのこと、よく見ていてくれてますね。」

ラ「へへっ……まあ、俺はブックマンだからさ！」

アレンの耳元で輝く宝石は凄く綺麗だった。
Aを想って素敵な笑顔を見せるからこそ、それはより一層、彼を輝かしく見せてくれているようだった。

ラ(ーー2人なら、きっと大丈夫さ。

悩むことも、迷うことも必要無いくらい、互いを想い合ってるんだから。

…2人のことを見てる俺だから、確信出来るよ)

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＊現在、シリーズものの話を絶賛考案中です！！

時間は少しかかってしまうと思いますが、更新まで気長に待って頂ければと思います！

これからも、皆さんに楽しんでもらえますように！

byナジカ