tell me16 ページ17
俺がグラスを傾けていると唐突に宮地が話しの流れをぶった切り意味不明なことを言ってきやがった
宮地「お前俺がAと付き合ったらどうするんだ?」
福井「前にも言っただろー
俺はお前とAが付き合うことになっても応援するって」
宮地「…そーか、じゃあもう一つ。
お前とAの関係性だ」
福井「それも毎回言っているがただのボーイとキャストだそれ以上でもそれ以下でもねぇよ」
宮地「最近、氷室に聞いたんだ
…Aの面接はお前がしたんだってな」
福井「それがどうしたってんだ」
宮地「基本キャストの面接はオーナーがするらしいじゃねぇか、岡村の都合を考えて面接をするんだろ?
Aの面接日も例外ではなかった、なのにお前はオーナーにこいつは俺が面接してもいいか?と言ったそうだな、そして唯一Aだけはお前が面接をしたと聞いた…
何より俺が何でここで働いてんのかと聞くと「福井さんに言うなっていわれてるんです」の一点張りだ、他にも答えづらい質問に対しても同じ回答だ…
これらはどういうことなんだ」
ヒュッと息を飲んだ
宮地の冷たい視線が俺に突き刺さる
また氷室は余計なこと言いやがって、店の内部の情報を他に漏らすなんて減給だ減給。
しばらく黙っていると
「早く答えろよ」と催促される
俺は大きな溜息を零した
宮地「…なんだよ、言えねえ関係なのか?お前は俺を見て余裕綽々と嘲笑っていたのか?!」
福井「…ちげーよ、
お前は俺が言ったとして今から言うことを信じられんのか?」
宮地「…当たり前だろ、なんだよ気になる物言いだな」
福井「そうかもな、でもまだ言うとは行ってねえ、少し考えさせてくれ
…ただ、俺とAはお前の思っているような関係ではねぇよ」
宮地「…そうか」
そして俺は瞼を落とし、あの日の事を思い出すのだった…
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作者名:ちっぴー | 作成日時:2015年2月27日 1時