tell me12 ページ13
話を交えながらグラスに入ったお酒をちょこちょこと飲む
すると扉のノック音が聞こえ、「失礼します。」と氷室さんがやってきた
氷室「…お話中失礼致します、宮地さん
福井さんインカム無視しないで下さい」
宮地「見ろ、あれが接客の鏡だ。」
福井「俺が育てたからな!」
宮地「…そーかよ」
福井「悪いな、氷室。どうした?」
氷室「そろそろ、Aを引き取らせて頂きたいのですが…」
一斉に腕時計を見ると笠松さんの席を立ってから30分経過していた
福井「やべっ!少し時間経ちすぎた!」
氷室「お陰様で…
チェックの時間ですが、Aが帰ってきてないため延長交渉にも行けませんよ」
福井「悪い悪い、Aを着けたら3分様子見て延長交渉に行ってくれ」
氷室「了解です、A行くよ。
宮地さん失礼致しました、A少しお借り致します」
宮地「少しだけな、すぐ返せよ」
氷室「…善処致します」
そうして一足先に氷室さんがVIPルームから出て行った
「…宮地さん、折角いらしてくださったのにごめんなさい…
すぐ戻ってきますので少しだけ待っててくれますか?」
宮地「謝んな、仕方ねぇだろ」
福井「そうだぞー!Aは悪くない」
宮地「…ほら、仕事して来い!No.1」
宮地さんからの不器用な優しさを受け取ると「ありがとうございます、待っててくださいね」とVIPルームを後にした
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作者名:ちっぴー | 作成日時:2015年2月27日 1時