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九話 ページ29

Aは山崎と一緒に、ある場所に来ていた。

山「Aさん。ここは?」

貴「電力施設。っていっても、もう使われてないけどね。奴は雷。用は電気を自在に操ることができる。つまり?」

山「電気に関係している場所を、アジトにしている?」

貴「そう。ここからはアタシ一人で行くわ」

山「えっ!そんな、俺も「着いてくるのは勝手だけど、アタシ達月影一族と、黒闇一族に対向できる力が貴方にはあるの?」うっ!」

貴「分かったら、アンタはここにいなさい。いいわね」

Aがそう言うと、海翔のいるアジトに入っていった。

〜電力施設の中〜

Aは中に入ると直ぐに、刀二本を抜いた。辺りは真っ暗だった。そして辺りを見渡し、前へ進んだ。するとAは立ち止まった。目の前に海翔がいたからである。

貴「海翔」

海「やあ、会いたかったよ。A」

貴「こっちは会いたくなかったけどね。アンタが女性達を何人も殺さなきゃね」

海「怒ってるの?そう言うAも可愛いな」

貴「気持ち悪いこと言わないでよ。アタシはアンタに好かれる気はない。一ミリたりともね」

Aがそう言うと海翔は笑った。

海「やっぱり最高だよ。何?僕を倒しに来たの?」

貴「それ以外に何があるの?」

海「そうか。でも、残念だけど、僕は帰るよ」

貴「何ですって」

海「まだやるべき事がたくさんあるんだ。それに、今回は君とは戦う気はないからね。あとの事は、彼らに任せるよ」

そう言うと、指を鳴らした。すると灯りが全体に点いた。そして周りには攘夷が何千ものいた。

海「後は任せるよ。じゃあね。A」

海翔はそう言うと、その場を去った。

貴「テメェ!待ちやがれ!」

Aがそう言って追いかけようとするが、

バンッ!バンッ!

肩と足を撃たれた。Aはその場に膝をついた。

貴(少し痺れる。電気が使われてる)

攘夷「おい。効いてるぞ」

攘夷1「あの人の言う通りだったな。やっちまえ!」

一人の攘夷がそう言うと、攘夷が襲い掛かった。Aは刀を一本前に振り上げた。

貴「Water shield&floor!」

Aがそう言って、刀を地面に突き刺すと、そこから水が出てきて、A以外のところは水の流れによって、攘夷が押し流されていった。それと一緒にAの周りに水の壁ができていた。

貴(痺れが消えるまでは、しばらくこうするしかない)

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作者名:KICU×CIK | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2016年7月18日 17時

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