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顔面偏差値ー仇 ページ10

中忍試験当日。

私は一応チャクラコントロールの練習や、体力を付けるために頑張ってきた。

「ぜってぇに中忍になって……上忍になってやる!」

私は小さな決意をした。

ギリギリだった。

中忍試験は無事合格。

チャクラコントロールはあまり困らなかったが、体力がまだまだ足りなかった。

「もっと……強く……」

何故か私は力を欲するようになった。

それはサクラちゃんの為?いや、違う。ただ単に死にたくないだけなのかもしれない。

私は新しく建てた家へと向かう。

慣れない玄関を開けるため、鍵を開ける。

「あれ?開いてる…?」

鍵を掛け忘れたのかな?

中に入れば、よく知っている顔が。

「何してるんすか……」

「いやぁーサボり?」

私のベッドに腰掛けて、酒を飲んでいたのは火影様。

「何フツーに入ってんですか!私の家逃げ場じゃないんですけど!?」

若干、呆れながら言えば、綱手様は笑ってごまかした。

「そうだ。サクラは結構前に私の弟子になったから」

「え?サクラちゃんが?」

あぁと言って新しい酒瓶を開ける綱手様。

綱手様の弟子か……サクラちゃんはもっともっと強くなっていくんだ……

複雑だ。

私は強くなって欲しいと思う反面、私を置いて言って欲しくないと言う我儘を呑み込んだ。

「そうですか……皆、強くなっていきますね。私はまるで成長しない……」

窓の外の光景を眺める私を綱手様はどんな顔で見ていたのか。

「そうだな……ハッキリ言うと、Aは頑張っても成長が見られないな……中忍に成れただけ今はいいじゃないか!」

「はは、そうですね。万年下忍で良いって言ってた私が中忍に成れたんだから、これ以上は求めませんよ」

ちゃんと笑えているだろうか。

私は綱手様に仕事をするように言って、帰した。

袖を捲り、左腕を出した。

未だに消えない古傷がムズ痒くて、また過ちを犯す。





「ふむ……オジサン、特注品て作れる?」

「あぁ、作れるよ。何を作るんだい?」

私がいるのは武器屋。

少しでも体力を補う為に、武器でも作ろうかと思った私は、作って欲しいものをもう考えてきた。

「でっかい両刃の鋏を作って欲しいんだ」

「大きさはどのくらいだい?」

「うーんそうだね……私の身長より二十センチぐらい小さい感じで」

私は自分の身長をメモに書き、オジサンに渡した。

「分かったよ。女の子の割には怖い武器を欲しがるね」

「はは、そうかな?頼むよ。なるべく刃こぼれしない物を」

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作品ジャンル:アニメ
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わし - 続きが気になって熱中症になりそう。出ますかね?続き (2019年8月31日 19時) (レス) id: 60407ae82c (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:地獄 零 | 作成日時:2018年7月22日 16時

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