7話 ページ8
sideあんず
こんにちは！あんずです！
今、先輩である白銀Aちゃんと合同練習をしていますが
泉｢丁度いい。この際、どっちがA専属ユニットになるか勝負しなよ。｣
宗｢ふん、くだらない。そんな挑発には乗らないよ。｣
泉｢なに？負けるのが惜しいんでしょ？｣
宗｢ふざけるな！僕が負けるなど有り得ないのだよ！｣
喧嘩し始めました。
A『宗様ぁ…いずにぃ……やめてぇ……』
歌を歌うカナリアのような綺麗な声で止めに入る。
A『な、なる止めてぇ！』
嵐｢泉ちゃーん。やめないとAちゃん泣いちゃうわよー。｣
A『な、泣かない！』
嵐｢泣きそうじゃない。｣
笑って先輩の涙を拭うおネェちゃん。
泉｢お兄ちゃんとの決まり事言ったでしょ！｣
A『で、でもぉ……』
泉｢でもでもだっては聞きません。｣
また泣きそう…
A『宗様に酷いこと言ういずにぃ嫌い！』
泉｢はぁ！？｣
宗｢君がAに執着しているだけではないか。｣
先輩の頭を撫でて片腕だっこをする斎宮先輩。
A『宗様ぁ……』
真っ赤な顔をする先輩。
宗｢やっぱりお前は初心だね。｣
先輩の髪を持って髪にキスする斎宮先輩。
泉｢ちょっと！俺の目の前でキスなんてよくもまあ出来るね！尊敬する！｣
めっちゃ怖い。
助けて、トリスタの皆〜〜……
スバル｢あ、部屋間違えた。｣
北斗｢何をしている。すみません。｣
トリスタ…
泉｢ゆうくーーーん！｣
真｢泉さん！！？やめて！来ないで！｣
泉｢照れ隠しは良いんだよ〜♡｣
A『いずにぃ、マコト大好きだから……』
宗｢これでは練習にならないな。｣
A『……』
斎宮先輩の腕に収まる先輩はまるで本物のお人形さんのよう。
先輩はつくづく
A『私は宗様のお人形だから……』
と言うけど……
本物みたい……
宗｢なんだね、小娘。言いたいことがあるなら目を見て言え。｣
へぁ！？
A『？』
あんず｢先輩が本物のお人形さんみたいだなぁって……｣
斎宮先輩の顔めっちゃ怖い！
さっきの瀬名先輩も怖かったけど！
A『ありがとう……』
宗｢Aが気にしてないなら良い……｣
へ、変なこと言ったかな……
そっと先輩を下ろす。
A『……宗様以外の人はお人形ってあんまり言わないから、びっくりした。』
そうなんだ……
宗｢僕はお人形とは言わないよ。僕の最高傑作だと言ってるんだ。｣
最高傑作を盗られるとか思ったのかな？
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作者名：ペテン師 | 作成日時：2020年10月13日 21時
