【黒子のバスケ】土足厳禁ですよ？

土足厳禁 ページ10

side赤司

西「征くぅ〜ん♡私も征君のところに入部したいのぉ。だめぇ？」

また捕まってしまった

赤「俺は赤司だ。赤司と呼べ。それとマネージャーが2人も居るんだ。お前は要らない」

俺の下の名前を呼んでいいのはAだけだ

Aにとっても俺にとっても部活は大切な時間だ

そんな奴に構う時間が惜しい

…Aが居る場所は言い過ぎかもしれないが聖地だ

その聖地にこんな顔目当ての女が土足で入り込むなど…

A『せーいっ！部活早く行きましょ』

赤「っ！悪い。少し考え込んでしまった…行こうか」

手を差し伸べると、俺より小さくて綺麗な手が乗る

赤「もう俺に構うな。あとAを傷つけたらどうなるか覚えておけ」

まあ、言っても何かしたら、俺がAを守れば良いだけの話

A『征？今日、調子悪い？』

心配をかけてしまったか

赤「いいや。大丈夫だ」

A『…あの転校生の事？気にしてないから大丈夫よ』

お前が気にしなくても俺が気にするんだ

赤「…そうか、行ってくる…」

A『行ってらっしゃい…』

軽くキスをして俺は号令をかける

Aは今日も可憐な笑顔で俺らの為に動く

こんな愛おしいAを傷つけたら容赦はしない

聖地に踏み込むならそれなりの礼儀をわきまえろ

王道はつまらないでしょ？→←甘えられるのも悪くない

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