それは本当に豪運か ページ10
アイスバーグ博士side
何と言う事だ。
ブライト博士は一体何をしているんだ。
いきなり突撃してきて私の書類仕事とレポート用紙を一枚残らず掻っ払って行くなんて。
私の書類仕事を邪魔するなら容赦はしない。
私は机の中から爆竹とライターを取り出し、部屋を出た。
見つけ次第この爆竹をぶっぱなしてやろう。
大丈夫だ、ブライト博士の残機なんて幾らでもいる。
財団中を走り回ってブライト博士を捜していると、空き部屋の扉が開いていた。
この中にブライト博士はいる。
居なかったとしても大丈夫だ。
財団には基本生命力が化け物な奴しかいない。
フェンシングの名人と三脚でやり合う奴とか。
後あのクソトカゲを乗りこなす奴とか。
｢ブライト博士、お命御免。｣
あの全てをアニメキャラクターにする日本では
暗殺の際にこう言うらしい。
そう言いながら爆竹に火を付けて中に投げ込むと、中から爆発音と同時に悲鳴が響いた。
え、悲鳴。
もしかしてブライト博士では無い誰かを巻き込んだのか。
部屋を覗くと血塗れのブライト博士の遺体と臓物の血溜まりの中に子供が立っていた。
子供は大怪我をしており、右足首の足首から血管らしき物が揺れている。
｢お兄さん、貴方がやったんですか。｣
子供は私に冷静な顔で話掛けてくる。
私は答えずに子供の首筋に素早く注射を打ち込んだ。
Dクラス職員が暴れた時様に使う物だが、まさかこんな事に使うことになるとは。
子供は崩れ落ち、その場に倒れる。
私はハンカチでブライト博士のペンダントを包んでポケットに入れ、子供を背中に背負った。
子供は死んではいない様だ。
脈もあるし、規則的な呼吸も感じられる。
部屋を出て重症患者用の医務室に向かっている途中でDクラス職員に出会ったので、不死のペンダントをプレゼントと称して渡した。
実験通りDクラス職員はブライト博士になり、特徴的なブライト博士の口調になった。
｢まったく、酷いじゃないかアイスバーグ。私はともかくこの子まで巻き込むなんて。｣
｢確かにそれは謝りますが、私の書類仕事を奪わないで下さい。｣
ブライト博士は私の言葉を無視し、背中の子供を見ている。
｢生きているのかい。｣
｢生きていますよ、脈もあるし、規則的な呼吸も感じられます。貴方この子供を庇って死んだんですか。｣
｢いや、それはない。むしろそっちの方が爆竹に近かったよ。｣
それでも生き残っているなんて、この子供は豪運だな。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
ラッキーアルファベット
X
ラッキー方角
西 - この方角に福があるはずです
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あかり - この小説すごく面白いです！！scpの小説って中々ないので嬉しいです！！更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 11時) (
レス) id: bb493c8f2f (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？さん» あ、本当ですか！直しておきますね。警告ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？ - SCP1428ってもういますよアメリカに (2019年10月25日 22時) (レス) id: 37d62ed22a (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - リコリスさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - 大好きです。更新応援してます！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: a134e1e242 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：天音 | 作成日時：2019年9月21日 17時
