目覚め ページ2
アメリアside
ここは、何処だろう。
昨日私はあそこから逃げたんだっけ。
誰かが助けてくれたのかな。
辺りを見れば変な機械や棒、そして私の体には数本のチューブが繋がれている。
チューブを引っ張ると、辺りに音が鳴り響く。
数秒後に白衣を着た金髪蒼瞳の女の人がやってきて、カーテンを開けた。
｢あら、目が覚めたのね。｣
女の人は怒っている様子はない。
｢あの、音を鳴らしてしまってごめんなさい。｣
ごめんなさい、怒らないで。
｢いいのよ、貴方が目覚めてくれて本当に良かった。｣
そう言いながら女の人は私の体にもう一本何かを刺す。
女の人は慣れているからか、全然痛くなかった。
｢おーいアイリス、あの子の調子はどうだ。｣
カーテンの外から声が聞こえる。
どっかで聞いた声だ。
｢ああ、ブライト博士、今丁度目覚めたんですよ。｣
ブライト博士と呼ばれたその人はカーテンを開けて私の事を見ながら言った。
｢やぁ、こんにちは。体調はどうだい。｣
｢多分、良いと思います。｣
体調を心配されるなんて初めてだ。
結構良い人なのかもしれない。
｢貴女、名前は何て言うの。｣
私に名前は無い。
呼ばれた事も無いし、自分の名前を知る機会も無かった。
ならいっそ自分で付けてしまおう。
意味は神の御業で、｢アメリア｣。
｢私はアメリアです。｣
｢そう、良い名前ね。｣
良かった、変な名前じゃ無いみたい。
｢じゃ、私はあの爽やかな飲み物でも持ってくるよ。｣
｢辞めてください。｣
ブライト博士は手をひらひらと振りながら外に出ていった。
ブライト博士を二人で見送ると、アイリスさんはベッド横の椅子に座って私に聞いてきた。
｢ねぇ、アメリアちゃん。貴方の体調さえ良ければ健康診断をさせてもらって良いかしら。｣
何でこの人達は私に良くしてくれるのだろう。
｢はい、大丈夫です。｣
｢なら移動しましょう、歩けるかしら。｣
私はベッドから起き上がり、足が動くか確認する。
問題なく動くし、足の怪我には布が貼られている。
｢はい、歩けます。｣
｢なら一緒に行きましょう。｣
アイリスさんは変な袋をを動く棒に付け替えて、私の首に何かを付けた。
｢あの、これって何ですか。｣
違和感は無いけど少し気になる。
｢あぁ、それは心臓の動きとかを計測してくれるのよ。｣
｢そうなんですか、ありがとうございます。｣
アイリスさんは私を支えながら部屋の外に出て、部屋に鍵を掛けた。
｢さぁ、行きましょう。｣
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
ラッキーアイテム
革ベルト
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西 - この方角に福があるはずです
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あかり - この小説すごく面白いです！！scpの小説って中々ないので嬉しいです！！更新頑張って下さい！ (2020年3月28日 11時) (
レス) id: bb493c8f2f (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？さん» あ、本当ですか！直しておきますね。警告ありがとうございます。 (2019年10月25日 23時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
SCPを夢小説にする人の頭って大丈夫？ - SCP1428ってもういますよアメリカに (2019年10月25日 22時) (レス) id: 37d62ed22a (このIDを非表示/違反報告)
天音(プロフ) - リコリスさん» ありがとうございます！これからもよろしくお願いいたします！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: 69da1a5e62 (このIDを非表示/違反報告)
リコリス(プロフ) - 大好きです。更新応援してます！ (2019年10月20日 14時) (レス) id: a134e1e242 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：天音 | 作成日時：2019年9月21日 17時
