絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第二十四衝突 ページ32

僕は今すごく驚いている……
なぜかって？それはね……式場が大きすぎるんだよ！
さすがアパレル会社の社長って感じだな……

絵「お姉ちゃん！梓さんとはどうだった？」

貴「絵麻……仕組んだのはお前か」

絵「椿さんだよ？」

貴「あんにゃろ！」

絵麻は苦笑いした

貴「そろそろ挨拶に行くか」

絵「うん！そうだね」

僕たちは父さんの控え室に行った
えっーと控え室は……あそこか！
ドアをノックして入ると父さんと美和さんがいた

美「あらま！」

というか……花嫁がここにいてもいいのか？？
僕はそう思った

麟「みちがえたね」

絵「おっお日柄もよく……じゃなくて……」

絵麻……緊張しすぎだろ……

美「まぁまぁまぁ！やっぱり女の子はいいわね！」

麟「きれいだよ」

絵「みっ美和さんもすごくきれいです！」

貴「父さんもいい感じに決まっているじゃん」

美「ふふふ、あっ、これからはママって呼んでほしいわ」

貴「じゃあ僕はママで」

絵「私はまだ……」

美「それもそうね、これから仲良くしていきましょうね、２人ともよろしく」

貴「よろしく、ママ」

絵「よろしくお願いします！」

美和さん、すごくきれいな人だったな
女子力高いし……←

貴「父さん、幸せそうだったな」

絵「うん！美和さんもすごくいい人だし」

ジュ「獣兄弟を見張っててくれたらいいのにな」

絵「ジュリ……」

僕も苦笑いするしかなかった
本当、ジュリは警戒心強いな
でもジュリの言ってることは間違えではないと僕は思う

若干１人、怪しい奴はいる
絵麻に恋してる兄弟が……僕はそう感じている

絵「あれ？」

貴「どうかしたか？」

絵麻の声で考えることをやめた
絵麻が「あそこ……開いてる」と指をさす
そこは式をやるところだった

貴「少し覗いてみよう」

絵「うん」

扉から覗くとそこにはオレンジの髪をした人が立っていた

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