絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第二十三衝突 ページ31

時はあっという間に過ぎ、結婚式の日になった
今日は僕にとっても絵麻にとっても特別な日
一番の主役は父さんと美和さんだけどね

貴「さてと、ドレス着ますか」

これ、僕には似合わないと思うけど、せっかく美和さんがくれたんだし、着ないともったいないよな

でも……親族の時しか着れないなんて……悲しいな
僕がそう思っているとドアのノック音が聞こえた
こんな時間に誰だ？

ドアを開けると琉生がいた

貴「琉生……どうしたんだ？」

琉「おはよう、A姉さん」

貴「おはよう……で？何しに来たんだ？」

琉「今日……ドレス着るよね？……だから、アレンジ、させて？」

貴「琉生……ありがとな」

琉生は優しく微笑んだ
そしてその後、髪をセットしてもらい、リビングに向かった

貴「ドレス着るの久しぶりだから手間取ったよ」

リビングに着くと、みんな集まっていた
なぜかみんな硬直してる
２人を除いて

弥「Aお姉ちゃん、すごくかわいい〜！」

椿「いいじゃん！ちょーかーいい！」

貴「ありがとな……」

梓はどう思っているのだろうか……

絵「お姉ちゃん！すごくきれい！」

貴「絵麻〜！すごくかわいい！！マジかわいい！！」

絵麻はなにきても似合うな！

貴「絵麻……」

絵「わかってるよ、任せて」

貴「うん、ありがとう」

椿「なになに〜？なにはなしてるの〜？」

貴「秘密だ」

椿「えっ〜」

うん？そろそろ時間だな

雅「そろそろ行かないと……」

右「そうですね」

僕たちは車で結婚式場に向かった
そしてなぜか車の中で梓と二人きり……

貴「美和さんたち結婚するんだな〜」

梓「そうだね、……A、ドレスすごく似合ってる」

貴「えっ、あっありがとな！」

やばい梓に言われると心臓のおとがやべー……
僕は心臓の鼓動が早いまま、結婚式場までの時間を過ごした

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