絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女《BROTHERS CONFLICT》

第四衝突 ページ5

ソファーに座り、兄弟たちから色々な説明をしてもらった
でも僕はそれよりも気になることがあった
さっきから絵麻の様子がおかしい
少し、顔も赤いし……

絵「お姉ちゃん？どうかしたの？」

貴「絵麻、額触るよ」

絵「えっ……」

僕は絵麻額と自分の額を触って熱さを調べた
絵麻の方はすごく熱かった
すごい熱だ……

貴「絵麻、ずっと我慢してたのか？」

絵「なんのこと……」

絵麻が次の瞬間、前に倒れた

貴「絵麻！？雅臣さん！」

雅「梓、絵麻ちゃんを部屋まで運んであげて、右京はお薬と何か軽く食べられるものを」

貴「絵麻は僕が運びます、梓、絵麻の部屋を教えて」

梓「わかった」

僕は絵麻をおんぶして、梓について行った
絵麻……もう少しの辛抱だ

梓「ここだよ」

梓はドアを開けて、言った

貴「ありがとう」

部屋に入った僕はベッドに絵麻を寝かせた
そしてすぐ後に雅臣さんが来て、絵麻をみてもらった

雅「過労から来た風邪だと思う、少し緊張しすぎたのかな？今はお薬を飲んで寝てるから」

貴「ありがとうございます」

雅「ううん、家族なんだから」

家族……絵麻が聞いたら喜ぶだろうな
僕たちは父さんが冒険家だから、家にあまりいなくて、２人でいることが多かった
２人も楽しかったけど、こんな大勢の方がきっと楽しいだろうな

雅「僕はリビングに戻るけど、Aちゃんたちはどうする？」

貴「僕は絵麻の部屋の整理をします、絵麻の様子も気になるので」

梓「じゃあ、Aの手伝いをするよ」

貴「梓、ありがとな」

雅「わかった、またあとで」

貴「はい」

梓「うん」

私たちは絵麻の部屋の整理を始めた

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