《特別企画実施中!!》絵麻の姉は僕っ子で梓の彼女２《BROTHERS CONFLICT》

第五十三衝突 ページ16

僕の無実を証明した？
一体どういうことだよ……

梓「発端は清香さんを一旦違う部屋にいてもらい、家族会議をしたとき……雅兄が言ったんだ『清香さんの怪我がメイクっぽかったんだ……』てね」

雅兄……気づいたのか……

梓「そしてその意見を言った後、京兄が言った『私も、意見があります、部屋の中とかはすごく血が飛んでいました、でも……それにしてはAさんの返り血が少なかったと思います』てね」

京兄……さすが弁護士だな……

梓「そして椿が声優としての意見を言った『Aは嘘をついてる、俺はそう感じた』てね」

椿……だからあのとき……

梓「僕はそのとき仕事でいなかった……だからそのときのことはわからない、でも……さっきのなんでそんなことしたの？って聞いたときの言葉は嘘だと感じた」

梓……図ってたのか……
やっぱり梓には適わないな……
適わないと思ったから梓がいないときにやったのに……大失敗だな……

貴「あんたら、勘が鋭すぎ……騙せると思ったのに」

梓「……どうしてそんなことを？」

貴「僕が危険な人間だからだよ、僕は命を狙われている、いつか兄妹にも被害が及ぶ……そう考えたから僕は離れることにした、正直に言うと止められると……やめたくなるから……だから、その演技を実行した」

梓「A……」

貴「梓……バレても……僕は離れるよ、バイバイだね」

僕はそう言って、僕は梓に背中を向ける
そして……荷物を持って、部屋を出た

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