1092 / 貴方の力が必要だと思うから ページ32
side N
雅紀「潤ちゃんならわかるかもしれない、ってスタッフが考えたみたい。
このことをね、潤ちゃんに言わずに断っちゃうのはダメだなって思って、お話してみようと思ったの」
潤「うん、おはなし…」
雅紀「でもね、ひとつ覚えててほしい」
潤「なぁに…？」
ずっと見つめあってた目は逸らさなくて
相葉くんの片方の手だけを、潤くんの頬に滑らせる。
雅紀「わんちゃんのことを優先して、潤ちゃんが苦しくなっちゃうのは、まぁはとっても悲しい。
それに、また世間に掘り返されるかもしれない可能性もある。
だから、潤ちゃんが苦しいって思うなら全然断っていい。
出来るって思って、当日わんちゃん目の前にして苦しくなって断るのも全然いい。
まぁが一番悲しいのは、潤ちゃんが苦しいことだよ」
真剣な瞳で伝えてくれる相葉くんを
潤くんは、じっと見つめて聞いていた。
潤「うん、むりしない。じゅんも、みんながくるしいのは、とってもかなしい、」
雅紀「うん、ありがとう」
潤「おへんじ……すぐ、？？」
雅紀「ううん、2週間考える時間があるよ。
あとね、考えてくれるなら、もうひとつ知っててほしいことがある」
潤「なぁに…？」
雅紀「まぁと2人だけじゃなくてね、みんなも一緒に行くことも出来るよ」
潤「わ…、……うん、わかった、かんがえる」
雅紀「うん、ありがとうね」
無理してないよ、って伝わるように
ちゃんと真剣に頷く潤くんを見て、相葉くんも安心してた。
もしかしたらこれが、この子の新しい芽になるかもしれない。
相葉くんはきっとそう思ったから、潤くんと似た過去を持つ動物との仕事のオファーを断らなかったんだろう。
この子が苦しまないように、傷つかないようにって
安全安心な道を与えすぎると、何も無い道を歩かせてしまうことにもなりかねない。
この子が興味を持ちそうなことまで奪ってしまうのはしたくない。
こんな選択肢もあるけれど、
これは自分は出来るかな、って
もうこの子が判断出来ることもわかっているし、
それが、この子とこの子の心の距離を少しずつ埋めることにも繋がるから。
┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
※リクエストに繋がるお話です。
『お仕事に一緒に行ける動物さんと戯れる姫』というリクエストでしたが、お仕事に一緒に行く、っていうのが少し難しかったので
動物と戯れる、を書かせていただきます。
いただいた方、ご理解下されば幸いです🙇🏻
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ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» ぐりぐり姫ちゃんわたしもお気に入りです( 笑 )、なでなでしてあげてください！😂 (2022年1月19日 15時) (
レス) @page30 id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - ぐりぐり姫ちゃん何回見ても癒し。笑...ちゃんと感情を表に出せるようになった姫ちゃん。偉いね。すごいね。って猛烈に撫で撫でしたい。笑 (2022年1月19日 10時) (レス) @page47 id: 59853f2783 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - nyanさん» ありがとうございます😭😭 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
ヲ伽 -otogi-(プロフ) - 櫻宮さん» 舌足らずな姫ちゃんが好きで書いてしまいます🙈笑。 (2022年1月18日 14時) (レス) id: a5fdc137e0 (このIDを非表示/違反報告)
nyan(プロフ) - 続く限り読み続けますよ❤️ (2022年1月13日 21時) (レス) @page46 id: 2c77e9de22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ヲ伽 -otogi-
| 作成日時：2021年11月23日 17時
