第百七十三話 ページ44
八回に入り、鵜久森打線が爆発する。
梅宮のツーベースに続き、次の打者が梅宮をホームに返し、四点差。
そしてエンドランも運よく成功し、強攻策でまた一点追加。
狙い球を変えてきたのだろう。
降谷の球は決して悪くはないのだから、まだ大丈夫。
けど、降谷は回りの雰囲気に飲まれ安いのが弱点の一つ。
しかも夏秋含め最長イニングを投げているのだから、体力も心配だ。
そんなのお構いなしに、鵜久森は運も味方に付け出した。
イレギュラーでゲッツーを取れず、アウト一つ取ったものの、
またゲッツーを逃してしまった。
まぁ...二つ目は春市に原因があるけど...。
そのゲッツーの崩れを見逃さず、鵜森のランナーがホームに帰り、とうとう一点差に。
会場が鵜久森一色に染まる中、ベンチの外からあの大声が。
沢「降谷ー！だから言っただろう、野球はそんなに甘くないと！
完投するつもりだったんだろうが、目論見が外れたな！
鵜久森高校敵ながらあっぱれ！青道スタメン陣は葛ぁ〜つ！」
そう声を張り上げる沢村に、あんなに騒がしかった観客は静まり、
全員が沢村に目を向ける。
そんなこと気にも止めず、沢村は続ける。
沢「一点差に追い詰められたからっておたおたすんな！
エースナンバー背負ってんなら、
あとアウト一つきっちり取ってベンチ戻ってこい！！」
沢村...。
マウンドにいる降谷を見ると、心なしか顔つきが変わった。
沢村の言葉もあってか、苦しい中きっちりアウトを取った。
貴『御幸が声かけるより、ライバルから声かけられた方が調子戻るのね』
御「うっせ！」
隣でプロテクターを外す御幸にそう言えば、それなりに気にはしているようだ。
そして監督が継投に指名したのは沢村。
別にコースの広い川上でもいいと思ったけど、やっぱり会場の雰囲気だろう。
突き放すことが出来ず、一点差のまま迎えた最終回。
同点のランナーを置いた状態で打席に立ったのは、
初回降谷からホームランを打った梅宮。
観客を黙らせたいなら、コイツを抑えるしかない。
沢村...。
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桜餅(プロフ) - 夜さん» 予防接種バッチリなので多分大丈夫！だと信じたい！←これからも頑張ります！ (2019年12月15日 1時) (
レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 藍こさん» 最近イチャイチャ書けてなかったですからね〜早く文化祭書きたい...試合どこをカットするか毎回悩み所です(^.^; (2019年12月15日 1時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
夜(プロフ) - 更新お疲れ様です楽しみにしてます。お体にお気をつけて頑張ってください (2019年12月15日 0時) (レス) id: ccee2c2824 (このIDを非表示/違反報告)
藍こ(プロフ) - 御幸さんとのいちゃいちゃ！！きゃあ！！ありがとうございます！お疲れ様です^_^ (2019年12月14日 20時) (レス) id: b64ba8aeaf (このIDを非表示/違反報告)
桜餅(プロフ) - 豪炎寺修也推しさん» ですね！何事も元気が一番！まぁ風邪引いて学校休みたいって思っちゃう日もあるんですけどね← (2019年12月6日 19時) (レス) id: 03f4026521 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜餅 | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.pnp/sakuramoti
作成日時：2019年11月13日 17時
